ご挨拶

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ご挨拶

はじめまして、岡本歯科ロコクリニック院長の池澤慎哉です。昔から、下の名前で呼ばれることが多かったので、皆さんも気軽にしんや先生と呼んでください。それでは、私がどういう人間なのかというお話しをさせて頂きたいと思います。

私は小さい時から、周りにいる人の笑顔を見ることが好きでした。周りの人が笑顔になってくれることがなにより嬉しい子供でした。どうすれば喜んでもらえるのだろう、と日々考えていたように思います。

吉本新喜劇や漫才、バラエティー番組を見てお笑いの勉強をしたり、学校の先生や友達のモノマネをしたりしていました。関西人じゃなかったら、こんな風にはなってなかったのでしょうが、私には関西の土地柄が合いました。実際、小学校のときに引っ越すことになり、転校したことがあるのですが、そういう性格が功を奏したのか、すぐに友達も出来ました。意識していることは、どこにいても笑顔を生み出そうということでした。そんな中、出会ったのがマジックでした。書くマジックではなく、手品の方です。

中学校の修学旅行の数日前、何か皆を楽しませるものはないかなと頭を悩ませていました。そのとき自分の部屋を見渡していて、たまたま目に飛び込んできた本がありました。『誰でも出来るカード・コインマジック』という本だったと思います。「こんなんほんまにうまくいくんかな～？」という感覚でしたがペラペラとページをめくり、二つのカードマジックを覚えました。トランプは皆でするつもりでしたし、元々持参していくものだったので、一石二鳥という感じでした。簡単なものを覚え、バレないかなと母親に試してみたところ大成功！これならいけるということで、修学旅行で友達にしてみました。すると、みんなとてもビックリしてくれ、最初は男友達だけにしていたのですが、女の子も集まりだし、しまいには先生たちもビックリで、とても楽しんでくれました。

この日以来、私の趣味の1つがマジックになりました。おかげで15歳からマジックを始めたので、もう20年以上のキャリアです。歯医者よりもキャリアが長いので、どっちが本職かわからないレベルかもしれません。この趣味は、老若男女問わず、喜んでもらえるので私に多くの喜びを与えてくれました。特技でもあるので、勤務医時代に小学生や子供たちの診療のときにマジックをしていたのですが、知らない内に近くの小学校で、『あの歯医者には、とんでもないマジシャンがいるぞ！』と噂になっていたらしいです。歯医者の先生ではなく、マジシャンとして有名になってしまった感じです。でも、それだけ喜んでくれていたようなので、それを聞いたときはとても嬉しかったです。

そして、歯科医師として働き始めてからカメラを新たな趣味として始めるようになりました。元々は友人や家族、子供たちの笑顔を撮りたいという気持ちからでした。結婚式などにも呼ばれる機会が増え、始めるには最適だったのかもしれません。撮った写真のデータをプレゼントしたり、動画編集してプレゼントするようになりました。人の笑顔を撮るのが好きで、よりいい笑顔の瞬間を残せないかと独学で撮り続け、友人たちから『慎哉の撮る写真はなんかあったかいよな』と言ってもらえ、プレゼントすると喜んでもらえるので、さらに笑顔が増えていく良い循環が生まれる状態になりました。笑顔がどんどん増えていくので、私もどんどんハマっていきました。

そんなあるとき、全くするつもりはなかったのですが、風景を中心とした写真展を一緒にやりませんか？という声を掛けて頂き、梅田のスカイビルの近くのギャラリーで4人で小さいながらも個展をさせて頂いたこともあります。ハワイや沖縄などでいろんな風景を見て、どこにいてもこういう自然を感じられるような写真を撮ろうと思いました。自分自身が海や空が好きだったというのも大きかったと思います。ずっと見てるだけで落ち着くんです。そういう自然をどこでも感じられるようになりたい。じゃあ、それをテーマに写真を撮ろう。自然も笑顔と同じで、良い瞬間を撮ることは難しいんです。同じ景色でも天気や季節、時間帯で全く違う表情になるからです。

ただ、やることは同じでした。『自然が笑顔になる瞬間を切り取る』これだけです。ですので、景色を撮ることにもハマっていきました。また、個展をやるに当たって、写真を飾るフレーム作りや会場のレンタル、準備など、なんでもやろうと思えば出来るんだということを学びました。ＳＮＳの力もあり、本当に多くの友人が来てくれて、とても幸せで貴重な体験ができました。

たしか20歳ぐらいのときだと思います。自分の人生の目的は何だろうと考えていました。いつものように皆を楽しませていたときに、ふと友人が『しんやはほんまに人を楽しませるの好きやな。』と私に言いました。そういえば自分は笑顔を生み出すためにいつも頑張っていたのかもしれない、それを達成するための時間は全く苦になっていなかった、と。

そして、自分の人生の軸を『笑顔溢れる世界をつくる』にしようと決めました。というより、今までそのためにいろいろしてきたんだという感じでした。だから私はマジシャンとしても、カメラマンとしても、歯科医師としてもそうであろうと決めています。そういう姿勢で皆さんと携わりたいと思っています。

そのためには、皆さんのことを理解しないといけません。どのようになれば笑顔になれるのか、幸せになれるのか、そういったことを把握した上で治療を進めたいと考えています。皆さんの人生に少しでも笑顔が増えるようにサポートさせてもらうことが私たちの使命です。遠慮なくなんでもお話しいただければと思います。