神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
銀歯というものは、取れる時は予兆もなくやってくるものです。それまでそこにあるのが当たり前だった銀歯がなくなると、途端に様々な不具合が出てきます。できればすぐに歯医者に行って診てもらうのが一番なのですが、なかなかそう簡単にすぐ都合がつかない人も少なくないでしょう。今回は、急に銀歯が取れてしまった時、歯医者に行くまでにやっておくべきこと、そしてやってはいけないことを中心にお話していきたいと思います。
銀歯が取れたら、歯医者さんに行く前にとりあえず次のことを実践しましょう。
① 銀歯をなくさないように容器に保管する
銀歯が外れてしまったら、とにかくなくさないように、そして外力で変形することのないよう、中が見える透明なタッパーなどに保管しておくと良いでしょう。
②なるべく早めに歯医者さんの予約を取る
銀歯が取れた時というのは、なるべく早めに歯医者さんにかかるのが肝心です。できるだけ早く予約を入れられるよう、早めに歯医者さんに電話をしましょう。
また、銀歯が取れても、次のことはやらないようにしましょう。
① 銀歯を接着剤でつけ直す
銀歯が取れると不便なので、銀歯を接着剤でつけてしまう人がいますが、これは絶対にNGです。歯医者さんでその後診てもらう時に、削り取らなければ取れなくなってしまいかねませんし、自分でつけるとずれてしまう危険性があります。
② 銀歯を歯にはめておく
銀歯が取れても、直後から歯にはめておけばぴったりはまり込みます。しかし、接着剤を介していないので、ふとした時に取れて飲み込んでしまうことがあり、危険です。
③ 銀歯をとりあえずその辺に置いておく
銀歯が取れてポケットに入れておいたり、とりあえずティッシュに包んでおいたりすると、そのまま忘れてしまって失くすか、外から力が加わって変形することがありますので、そのようなこともやめましょう。
④ 銀歯が取れた側でものを食べる
銀歯が取れても、必ずしもしみたり痛みが出るわけではありません。でもだからと言って、油断して外れた側で食べてしまうと、歯が欠けたり、物が詰まって痛みが出る原因になるので気をつけましょう。
⑤歯医者に行くのを先延ばしにする
「特に不便でもないし、いつ行ってもそんなに変わらないだろう」と思って歯医者に行くのを先延ばしにしないようにしましょう。
銀歯が外れると、次のようなリスクがあるため、早めに歯医者に行く必要があります。
① 銀歯がはまらなくなる
銀歯が取れる場合、中が虫歯になっているケースも多いので、必ずしも全てつけ直せるわけではないのですが、もし内部に虫歯がなくつけ直せるようなケースであっても、日にちが経つと、周囲の歯が寄ってきてしまい、銀歯が元に戻せなくなっていきます。
② 虫歯になってしまう
銀歯が外れた状態というのは、歯の弱い部分である象牙質がむき出しになっているため、そのままでいると虫歯にかかるリスクが高まります。
③ 噛み合わせが変わってしまう
銀歯が外れると、周囲の歯との間に隙間ができるため、周囲の歯が隙間に向かって動いて、噛み合わせが変わってしまいます。
④ 歯が割れてしまったりする
銀歯が外れた歯の表面はデコボコしていたり、薄くなっている部分があるものです。そのような部分が、ふと噛んだ時などに割れてしまうことがあります。
⑤食べ物が奥に詰まってしまう
銀歯の取れた部分の歯の表面や、歯と歯の間の歯ぐきの部分に食べかすなどが詰まって痛みが出たり、歯茎が腫れてしまう原因となります。
銀歯が取れる場合というのは、痛みが出ないことがほとんどなので、不便であっても歯医者に行くのを後延ばしにしてしまう人がいます。しかし、銀歯が外れることによって口の中のバランスが崩れ、自分では気づかなくても、ちょっとずつ歯の位置が変わってしまったり、細菌に汚染されて歯の状態が悪化してしまうリスクが高まります。また、間違った対処法をすることで、余計に面倒くさくなってしまいかねませんので、銀歯が取れたら、ぜひここに書いてあることを参考に対処してみてください。