神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
みなさんが歯医者に行くきっかけはなんでしょうか?
• むし歯で歯が痛い
• むし歯で歯に穴が開いている
• 歯ブラシで歯茎から血が出る
• 歯茎が腫れている
• 歯茎から膿が出ている
• 親知らずが痛い
など、何かしら症状があることが多いと思います。
すなわち「むし歯」や「歯周病」になっており、何かしらの症状が出ていて改善して欲しいと思うからです。
また、「定期検診をして欲しい」「歯や歯茎のクリーニングをして欲しい」というのも、言い換えると「むし歯予防や歯周病予防をして欲しい」と言えます。
お口の中に症状が出る原因として多いのは、やはりむし歯菌や歯周病などの細菌感染による炎症です。
お口の中にはどれだけきれいにしていても、むし歯菌や歯周病菌は少なからずいますし、きちんと歯磨きができていないと、症状が出ることは仕方がありません。
しかし、細菌の感染がなくても、お口の中に症状が出ることがあります。
例えば、
• むし歯がないのに歯が噛むと痛い
• むし歯がないのに歯がしみる
• 詰め物や被せ物が良く外れる
• お口を開けにくい
• 顎が痛い
という症状が出ることはありませんか?
これらの場合は、むし歯菌や歯周病菌の感染がなくても、症状が出ています。
では、なぜ症状が現れているのでしょうか?
それは、過度な物理的な力がかかることで炎症が生じているからです。
体の一部をぶつけたり、叩かれると痛むのと同じように、お口の中にも食事や会話以外で、過度の力がかかると症状が現れるのです。
1日の中で、食事や会話の時に上と下の歯が当たっている時間は、約20分というデータがあります。
食事や会話をしていない時は、「安静空隙」と言い、上と下の歯の間は約2mm離れていて、歯や顎関節に余計な力がかからないようにしなければなりません。
しかし、歯ぎしりや食いしばり、噛みしめ癖やTCHがあると、それの何倍もの時間、上と下の歯が接触することになり歯や顎関節に力による炎症が生じてしまうのです。
加えて、歯並びや噛み合わせが悪い場合は、特定の歯に力が集中し、かなりの確率で強い症状が現れます。
お口の中のトラブルが出ないようにするには、「細菌による炎症」と同じくらい「力による炎症」が起こらないようにコントロールする必要があります。