一般人も歯が命?!

こんにちは、岡本歯科ロコクリニック院長のしんや先生こと、池澤慎哉です。今日は皆さんのお口の見た目に関することを主に書いてみましたので、『前歯の色がちょっと気になってるのよ』と言った想いがある方は張り切って読んでください。そして、そんなに不満はないという方にとっても面白い話ですので、お茶でも飲みながら気軽に読んでみてくださいね(^ ^)

先日、外部から講師を招いて、スタッフのみんなと皆さんのお口の中に入る被せ物(歯科の業界ではクラウンと呼ばれるもの)や、入れ歯の素材による違いなどについて勉強しました。
歯科助手や受付のメンバーは知らないことも多くあるのは当たり前なのですが、歯科衛生士のメンバーでも知らない最新の技術や知識を学ぶことができました。
今回の勉強会では、まず患者様の意識から始まりました。近年、インターネットなどの普及や一般紙(歯科以外の業界の雑誌など)の影響により、『審美(見た目)』への意識が高くなっているようで、『お口のことで満足されていないことは?』という問いに対して、
第1位 歯の色 (25%)
第2位 口の臭い (17%)
第3位 歯並び (16%)
第4位 歯茎の状態 (15%)
第5位 歯の痛み (14%)
第6位 歯の数 (13%)
となっており、歯の色や歯並びといった見た目に関することだけで、40%を超える数字になっています。それだけ皆さんが口の中に対して、周りから見られているという意識が高いということなんだと思います。
一昔前に、『芸能人は歯が命』というCMがありましたが、一般人も歯が無ければ噛めませんし、見た目がよくなければ人前で口を開けて笑えません。そんな人生って、辛いし悲しいですよね。
やはり『一般人も歯が命』なのだと思います。
そして、保険と自費治療の差についても教えて頂きました。
まずは、被せ物についてでした。銀歯や白い被せ、セラミックの綺麗なものなどいろんなものを実物を見ながら、みんなで学びました。歯科助手のスタッフは、なんとなくはわかるけど実物を見ながら比較したりすることも少ないので、とても勉強になったようです。なんでも実物を見ながら、比較するとわかりやすいですもんね。
その中でもみんなが驚いていたのが、前歯の白い被せ物でした。写真上で保険の白い被せ、自費のセラミックの被せの2つを、出来上がった直後と2年後、8年後で比較したものを見たときです。『出来上がりのときは両方とも綺麗なのに、年数が経つとこんなに色に変化がでるんですね!』と、本当に驚いていました。たしかにこの着色のことは、言葉で伝えてもイメージが伝わりにくく、どれぐらいの着色の変化がでるのかがわかりにくいので、写真で比較してもらえたたことで、スッと理解できたようです。
また、自費の中でもいろんな白い材料があることも知ることができ、それぞれがどう違うのかも理解することができたようです。そして、過去には自費治療として行われていCAD/CAM冠が現在は保険導入されており、どのように作られているのか、その長所や短所についても教えて頂きました。
また、セラミック一つとっても、いくつも種類があり、作り方が違ったり、活かし方が違うので、こういう患者さんの場合はこっちがいいですとか、こういうケースならこれがオススメですといった感じで、セラミックの選択についても学ぶことができました。
材料も日進月歩で進化しているので、常に勉強することは非常に大事ですね。私自身含め、岡本歯科ロコクリニックのスタッフみんなが勉強しておかないと、皆さんに説明ができません。そうなると、より良い選択肢があったにも関わらず、それを提案できないために良くない選択肢の中から選んでもらわないといけなくなります。それでは、本当の意味で幸せになったとは言えません。せっっかく治療していくのですから、少しでも良くなるようにサポートしていきたいと考えています。当院では説明の時間は十分にとっていますので、疑問点など遠慮なくおっしゃっていただければ、しっかりとお答えしますので、気になることはどんどんお話ししてくださいね。
今回の勉強会でも、スタッフのみんなが『自分や家族なら、これを選択するかも』と自分のことに置きかえながら話を聞いていました。『この場合はどっちがいいんですか?』というような質問もしていました。予備知識があっても、そういう疑問がでてくるのですから、皆さんの場合は尚更だと思います。しっかり解決して、納得した治療が受けて頂ける歯科医院にしていきたいです。
ホームページにも書いていますが、僕自身が自信を持っている入れ歯に関しても、いろいろと教えて頂きました。
保険の中でも、この材料はこういう性質があり壊れるケースがあるとか、壊れにくいが出来上がった時の適合に問題があるなど、それぞれの作り方、適したケースなどについてディスカッションしました。僕自身も学ぶことが多く、さらに皆さんに良い入れ歯を提供できるようになったので、非常に良かったです。また、保険外で入れ歯特有の金属のバネが見えないタイプや、厚みを薄くして違和感を減らし、温度も伝わるようにしてより食べてる感覚を元々の状態に近づけられるような金属床というタイプの入れ歯についての説明などもして頂きました。
いろんなことを教えて頂き、みんなとても勉強になりました。
これからも、岡本歯科ロコクリニックに通院していただいている皆さんのために、どんどん勉強をしていきたいと思います。

ここで、一つ大事なことについてお話しさせて頂きます。
自費の治療についてもいろいろ書かせて頂きましたが、保険治療でももちろん、しっかりと皆さんを健康な状態に戻すことはできます。それをやろうとしないというのは、歯科医院側や歯科医師の怠慢だと、私たち岡本歯科ロコクリニックのメンバーは考えます。
日本の国民皆保険制度というものは非常にすばらしいもので、他の国が真似をできないほど、皆さんの医療に対する国の制度はしっかりとしています。
ですので、保険ではこれは無理というものは基本的にはありません。必ず、皆さんの問題をある程度のところまで解決する方法が何かしら存在しています。
では、なぜ保険ではできないというものがあるのでしょうか?
基本的に、保険は病気を治すためだけのものです。つまり、それ以上を求める場合は自己負担でして下さい、ということです。
例えば、セラミックの被せがそれに当たります。保険でも白い歯が入ります。当然、着色や変色はしますが白は白です。ですので、歯がないままの状態でいるということはありません。ただし、その白さを長持ちさせたいというのは『贅沢』ということになるようで、そこに対しては保険が効かないという考え方なんです。
また、歯がなくなったところの治療としては、ブリッジや入れ歯が保険でできます。入れ歯であればどこの歯が何本無くなろうが治療可能です。ただ、違和感が残ったり、食べにくいからインプラントにしたい、というのは贅沢だから自己負担で治してくださいということです。
ですので、『これは自費でしかできません』という言い方をされた場合は一度、ご連絡いただければと思います。皆さんを騙す歯医者の先生や勉強不足でできないと思ってしまっているという先生もいます。そういうときのセカンドオピニオンはどんどん受け付けますので、電話で連絡をいただければと思います。

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