神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
みなさん、クリーンミートって聞いたことはありますか?クリーンミートとは「培養肉」のことです。培養肉は環境負荷が少なく、細菌にも汚染されておらZzu,動物の福祉という観点からもクリーンとされているそうです。「試験管ミート」「培養肉」というワードに食欲をそそられないという人もいるかと思います。しかしながら、その進化にはさまざまな問題を解決してくれる可能性があるんです。
クリーンミートとは動物一頭を創るのではなく、可食部である筋肉のみを創ることです。この場合、食べるためだけに畜産業で生き物を異常に小さい檻の中に閉じ込めたり、殺したりする必然性は無くなるんです。
つまり、肉を食べるために生き物に苦痛を与える量は今よりももっと小さくなります。
また、集約的畜産は鳥インフルエンザの拡大などのリスクがありますが、集約的畜産を行わずに済めば、病気のリスクも減少します。
また、地球温暖化が叫ばれていますが、その地球温暖化の原因とされている温室効果ガスの約20%は家畜の呼吸や糞尿から発生していると算出されています。
また、穀物や水、土地についても非常に莫大な量が畜産のために利用されています。
クリーンミートが実装されることで畜産の規模が減少し、環境問題の解決にもつながります。
現在、肉を作るためにそのエサとして大量の穀物が使用されています。
大量の家畜を養うための穀物がそのまますべて、肉という可食部になれば食料問題は発生しないのですが、実際には穀物は骨などの食べられない部分にも変換されます。
結果として、穀物→家畜に変換される場合にカロリーベースで約80%がロスするとされています。
クリーンミートの製造方法であれば、食べられない部分は作る必要がありません。また、生産効率の向上という研究は盛んに行われることが期待され、食料問題の解決にも繋がると想定されます。
培養肉と聞くとなんとなく気持ちわるいと感じるのは仕方ないと思います。未知のものに対する恐怖感は確かにあります。だからこそ、私たちはクリーンミートのことを知っていく必要があると思います。
将来、「家畜を殺して食べること」や「家畜を彼らの本能など無視して集約的に育てること」が当たり前ではない世界が来るのかもしれませんね。
そしてそれは、動物たちに何千年にも渡って暴力を繰り返してきた私たちの義務です。
クリーンミートに対する違和感はなかなか拭えないかもしれませんが、まずは知ることからだと思います。
研究が身を結んで、クリーンミートを食べる機会があったならば、ぜひ食べて見てください!!