神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
みなさんの中には、「特に痛い所もないから虫歯もないだろうし、歯医者には長らく行っていない」という方も意外に多いのではないでしょうか。しかしこの、「痛くないから虫歯はない」という考え方、ちょっと危険です。厚生労働省の調査によると大人の9割以上に虫歯があり、40才以上では近年増加傾向があることがわかっています。今回はこの大人の虫歯について詳しくお話していきます。
まず、大人の虫歯の5つの特徴について。
40才以上のおよそ4割の人が虫歯で歯を喪っていると言われています。つまり、大人の虫歯は致命的になりやすいということです。このような大人の虫歯にはどのような特徴があるのでしょうか。
① 詰め物の下から虫歯になりやすい
大人の虫歯で一番多いと言われているのが、銀歯などの詰め物やかぶせ物の下にできる虫歯です。30代にもなるとほぼすべての人が一度は虫歯になったり、治療した経験がある、ということが厚生労働省の調査でわかっています。この詰め物の下というのは年数が経つと接着剤の劣化などが原因で虫歯になりやすく、また虫歯ができても見えないため気づきにくいのが特徴です。
② 歯ぐきが下がって虫歯になりやすい
年齢を重ねるにつれ、加齢現象や歯周病の進行によって歯ぐきが下がり、もともと歯ぐきに隠れていた歯の根っこが出てきてしまいます。そしてこの根っこの部分には、歯冠(もともと歯ぐきから出ている歯の頭に相当する部分)のように、表面に強靭なエナメル質が存在しないため、虫歯になりやすいのです。ある程度の年齢になって「これまで虫歯は1本もなかったのに初めて虫歯ができた」という場合によく見られるパターンです。
③ 虫歯でも痛くない場合がある
虫歯治療で歯の神経を抜いた経験のある人も少なくないことでしょう。神経のない歯は虫歯がどんなに深くなっても痛みを感じません。そのため、気づかないうちに虫歯が進みすぎて歯を抜かなければならないということがあります。
④ 唾液が減り虫歯になりやすい
口の中の唾液は雑菌を洗い流す役割があるため、唾液の量が減ると虫歯になるリスクが高まります。唾液の分泌は生活習慣、ストレスなどで左右されやすく、最近大人で唾液が減少する「ドライマウス」の人が増えています。
⑤ 親知らずが原因で虫歯ができることがある
親知らずが真っ直ぐ生えずに埋もれたままの人も多いものです。一番怖いのは中途半端に埋もれた親知らずです。半端に顔を出している部分にバイ菌が繁殖し、手前の歯に大きな虫歯を作ることがよくあります。