こんにちは(^ ^)
岡本歯科ロコクリニックの池澤です!
今日は嘔吐反射についてお話ししたいと思います。
『嘔吐反射』と聞いて、何のことかわかりますでしょうか?
これは口の中(特に奥の方)に異物を入れられたときに、オエッ!っともどす反射のことなのですが、これが個人差が大きく、ほとんど出ない人と、大して奥には入れてないのにも関わらず、この反射が出やすい人がいるんです。
割合としては少ないのですが、ある一定数の方がこの反射によって歯科治療で非常に困ることがあります。
何が困るかというと、次のようなことです。
・乾燥させるために、丸めた綿を入れるとき
・バキュームや指を入れるとき
・歯型をとるとき
特に困るのが、歯型をとるときですね!
ハッキリ言って、普通にやるととれません。
実はこういう方には、普通に治療しては難しいんです。
もし、普通に出来たとしても、それは患者さんがかなり我慢をしていることが多いです。
そうではなく、患者さんがあまり我慢しなくてもいいようにした上で、スッと治療が出来たら一番いいと思いませんか?
でも、そんな方法があるの?
実は全て解決できるというわけではないですが、かなり楽にすることが出来ます!
いくつか方法はあるのですが、ロコクリでは何を使うかというと、表面麻酔用のスプレーです(^ ^)
えっ?表面麻酔のスプレー?
ですよね?笑
実は、当たってほしくないところに何かが当たる感覚があるために、オエッとなることが起こります。
つまり、当たっていても当たってないようにしてしまえば嘔吐反射はでにくくなるのです。
ということで、粘膜の表面だけを痺れさせて感覚を無くしてしまうのです。
そうするだけで、かなり楽になるんですよ(^ ^)
ただ、この表面の麻酔をするにも多少時間もかかるし、効果がでるまで待たないといけないので、ロコクリのようにアポイントに余裕がある医院でないと嫌がられたりします。歯医者さんに嫌われると大変やりにくいと思うので、そういう医院さんで診てもらうのは避けてもいいかもしれません。
もちろん、麻酔による粘膜の痺れも1〜2時間ほどでとれるので心配ありません。
このように、気持ち悪くて治療が受けられないという方で虫歯を放置してるという方もおられると思うので、そのようなときは是非ご相談いただければと思います(^ ^)
お待ちしています!