阪急岡本駅の歯科医院の消毒・滅菌に対する考え方

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。

今回は、新型コロナがどんどん拡がっていることもあり、消毒・滅菌を岡本歯科ロコクリニックがどこまでやっているのかについて書いていきたいと思います。

2020年に入り、少し経った辺りから、

世間を毎日のように騒がせている

新型コロナウイルスですが、

もはや誰が感染しているのか、

自分は本当に感染していないのか、

など全くわからないレベルの世の中になってきています。

とにかく飛沫感染なので、

できる限り、他人との接触を避けたり、

飛沫が自分にかかりうるような場所に行かない、

人の密集するところに行かない、

外に出た場合は、必ず手洗い・うがいを徹底する

などの対策をとるように言われています。

では、歯科医院はどうなのでしょう?

満員電車のような人混みという場所はない、

病院という基本的に清潔を意識している場所、

ということで安心感をもたれている方も多いかと思います。

しかし、思わぬ危険がそこにはあるのです。

実は、歯医者という場所は、

飛沫感染のリスクがとても高い場所なのです。

飛沫感染の一番考えられる媒体は、なんでしょうか?

そう!

『唾液』です。

で、僕たち歯医者は口の中を触ります。

つまり、グローブは唾液にさらされます。

また、削る機械も使うので、唾液を含んだ水も空気中を飛び交います。

つまり、あらゆるところに唾液が存在している可能性があるのです。

だからこそ、歯科医院側の努力が普段から必要なのです。

今回の新型コロナに関わらず、

誰がどんな細菌やウイルスを持っているかわからない、

という視点に立ち、

患者の皆さんを必要のない感染リスクから遠ざける必要があるのです。

そこで、岡本歯科ロコクリニックが普段から、

消毒・滅菌に対して行なっていることについて

書いていきたいと思います。

これが逆にできてない病院はまずいと思ってください。

まず、列挙していきます。

①タービン・コントラ(歯を削る機械)を患者さんごとに滅菌

②患者さんごとにグローブを交換する

③ミラーなどの器具の滅菌と個包装

④紙コップや紙エプロンの使い捨て使用

⑤院内の空気清浄機や加湿器

⑥訪問歯科(往診)でも使い捨てにできるものは使い捨てにして、滅菌できるものは滅菌する

といった感じです。

一つずつ解説していきます。

これに関しては、一般的にはアルコールで使った機械の外側を拭き取る(消毒)だけという医院が半分以上あるという現状を知っておいてください。

実は削る機械の滅菌なのですが、

チュイーンとか、ゴロゴロとか、

歯を削る機械もいくつかあるのですが、

口の中で削る機械は、

サックバック現象といって、

僕らがペダルを踏んでる間は回転しながら、

水を出していますが、

足を離すと、もちろん止まります。

そして、その止まるときに、

周りの空気や水を吸い込むことがあるのです。

これがサックバックと呼ばれるものです。

岡本歯科ロコクリニックのタービンは、

このサックバックのないものを使っていますが、

この現象の何がダメかというと、

削っている方の唾液が空気中を舞います。

そして、それをサックバックでタービンやコントラの中に吸い込みます。

で、治療が終わり、次の方に同じ機械を使うと、

当然、中にいる菌やウイルスがまた空気や水分とともに押し出されてきて、

次の患者さんの口の中に入っていくということです。

おそろしいことですよね?!

でも、そんなことをしている医院がまだ半分以上あるのです。

もちろん、ロコクリでは、

皆さんのために、そんなリスクを負わなくて済むように、

患者さん毎に滅菌しています。

そこはご安心ください。

②グローブの交換です。

こんなこと当たり前じゃないかと思われそうですが、

実は同じグローブを破れるまで使ってる医院があります。

どのようにしているかというと、

次の患者さんに行く前に、

グローブを外さずにアルコールのスプレーで消毒するだけで、交換しないのです。

これだと本当に唾液がグローブについていないのか、

本当に細菌やウイルスなどは死滅しているのか

わかりませんよね?

でも、未だにこんなことを平気でしている医院さんもあります。

こんなことをしていては、

患者さんを守れませんので、

岡本歯科ロコクリニックでは、

もちろん患者さん毎に、グローブは外して、

交換しています。

③器具の滅菌です。

患者さんに使用するミラーや先の細い器具などは、

当然、患者さんごとに滅菌といって、

消毒よりもはるかにレベルの高い処理をしないといけません。

それを軽視すると、

院内感染にも繋がります。

ですので、当然滅菌はしているのですが、

注意点もあり、

滅菌パックにいれていない医院があります。

これの何がよくないかというと、

滅菌パックにいれずに棚などに保管しておくと、

(紫外線滅菌の容器にいれてれば、まだマシです)

空気中のホコリや飛沫が器具についてしまいます。

滅菌できていたとしても、はたして

それは清潔な器具とよべるでしょうか?

ですので、できれば滅菌パックにいれてある医院を選ばれることをアドバイスさせて頂きます。

④紙コップやエプロンの使い捨て

これも当たり前ですが、唾液が付いている可能性のあるものを

別の患者さんに使い回すということがありえないので、

使い捨てにしてないということは、考えられない行為です。

⑤空気清浄機、加湿器についてです。

これも当然、空気が汚れやすい、

飛沫が飛び交う可能性のある場所なので、

少しでも綺麗な環境を整える必要があると考えています。

また、新型コロナウイルスもそうみたいですが、

加湿器をおくことで予防効果が高まると言われています。

そういった努力もしています。

⑥訪問歯科(往診)についてです。

これも当たり前ですが、

使い捨てにできるものは使い捨てにして、

できないものは滅菌・消毒をしています。

診療室に来られる方よりも

免疫力が落ちている方が多いので、

そこはより意識をしています。

このように、歯科医院の努力次第で、

いくらでも対策が取れます。

うちもできる限りのことはしていますので、

どうぞ安心して、通院していただければと思います。 

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