歯の当たり前を知りましょう!

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
みなさんは「歯」をご存知ですか?
「歯?」と言われてしまいそうですが、歯には食べ物を噛む以外にさまざまな役割があります。
みんなに当たり前に生えている「歯」について、この機会にちょっとお勉強をしてみましょう。
●食べ物を噛む
当たり前のようで、食べ物を噛むことは歯の一番重要な役割です。
歯の一部または全部がなくなってしますと、食べ物をしっかりと噛むことができずに、
栄養をうまく身体の中に取り込めなくなってしまいます。
●嚥下(えんげ)
「嚥下(えんげ)」とは、口の中に摂取したものを飲み下すことをいいます。
口の中の食べ物を飲み込む時に、上下の歯が噛み合うことで、スムーズに飲み込むことができます。
●異物の分別(歯ざわり)
食事中に、砂や小石等の異物があれば反射的に識別し、分別する感覚や、食べ物の微妙な歯ざわり、歯ごたえも「歯」ならではの感触です。
●発音補助
歯にも唇や舌と同じように発音を助ける役割があります。歯は吐く息をコントロールします。歯がなければ息が抜けてしまい、思うように発音ができません。
●顔の輪郭を整える
美しく整った歯並びは、顔の輪郭を整えます。
生まれつき歯並びが悪いようなら矯正等を考えてみてもよいでしょう。
また、虫歯などで歯を失った場合も、輪郭が少しずつ変化してしまうことがあります。
●脳への刺激
「噛む」という動作は、頭の筋肉を使う運動でもあります。
頭の筋肉を使うことで血行が促進され、その結果、脳に刺激が与えられます。
子供の脳の発達促進や脳の老化(痴呆)を防ぐ効果もあるといわれています。
さて、歯についてお話しましたが、そんな歯にトラブルがおこったらどうしたらいいでしょう。
痛くなってから歯科に行くのでは、治療期間が長引くのはもちろん、治療費もかさむばかり。
歯科と上手につきあうコツは「痛くならないうちに処置する」ことです。
歯が病気にかかってしまったら、自然に治るということはなく、
削ったり抜いたりした歯は、二度と元に戻りません。
一生大切にしたい財産だからこそ、予防に力を入れるのが、歯との賢いつきあい方といえるでしょう。
●失った歯は二度と元にもどらない
歯は体のほかの器官と違って、一度、ある程度の虫歯や歯周病にかかってしまうと、
自然に治癒するということはありません。
歯の大切さを考えたら、できてしまった虫歯をそのつど治療するという対処療法より、
できるだけ虫歯にならないように、予防に力を入れるほうが賢い選択といえます。
●だからこそ、予防に力をいれて
予防は、家での歯みがきや食生活に気をつけるとともに、歯科医と協力して行っていくことが大切です。
虫歯や歯周病の初期は、自覚症状が少なく、自分ではわかりにくいもの。
定期的に検診を受けて、これらの病気をチェックしてもらいましょう。
●ひとりひとりに合わせたチェック
検診では、虫歯や歯周病などの一通りの検査とともに、最後にかかったカルテをもとに、その人がなりやすい疾患を重点的にみてもらえます。
たとえば、虫歯を治療していた人なら「歯の状態」を、歯周病にかかっていた人は「歯肉の状態」を詳しくみます。
もちろん、初めての方でも定期検診はできます。
是非そのときは、自分の口の中の病気や、どのような治療を受けてきたかを、わかる範囲で説明していただけたらよりいいかと思いいます。

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