神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
さてみなさん、今回は、子供の歯肉炎についてお話しさせていただきたいと思います。
歯肉炎って大人がなるものじゃないの?と思っている方も多いかと思いますが、ちょっと待ってください!それは大きな勘違いなんです!
実は、ホルモンバランスの関係で、思春期である中学生〜高校生は歯肉炎になりやすいのです。
また、この時期は保護者による仕上げ磨きも無くなることや、部活などで忙しくなって、つい歯を磨き忘れてしまうことなども理由で歯肉炎になるリスクは一気にあがります。
歯肉炎になる理由は、生活習慣、免疫低下、合わない補綴物なども理由と考えられる中でも、お子さんが歯肉炎になる理由は特にこの3つだと思います。
①磨き残し
歯ブラシで磨き残しによる食べカス等に体が防衛反応を起こし、炎症が生じてしまいます。
②歯ブラシの力が強い
強い力で歯磨きをしているため、歯茎が傷ついて炎症が起きている場合があります。
③ホルモンバランス
思春期に分泌されるホルモンを好む菌が、活発的になり、歯肉炎を引き起こします。
最近特に、前歯にかけて歯肉炎になってしまっている子を多く見かけます。
前歯は唾液が溜まってくると磨きづらく、なおかつ唇がかぶっていて、磨き残しやすい場所とされています。
そういう子には"お口を「いー」の形で口角をあげて、前歯から磨こう!"
と呼びかけています。お顔の表情筋、口輪筋も同時に鍛えられるかと思いますよ。
また、歯ブラシを縦にして行う"1歯ずつの縦磨き法"では、磨き残しの多い歯の付け根(マージン部)や、歯の側面にも歯ブラシが当たりやすくなります。
歯肉炎の子はレッツトライです!!
皆さんのお子さんの歯茎が、ぷよぷよしていたり、赤くなっていませんか?
歯ブラシしていて血が出る事はありませんか?もう、歯磨きを1人でできるようになったお子さんでも、もう一度お口の中を見てあげてください。まずは歯肉炎の状態に気づくことが大事です!そのためにも、歯医者さんで検診を受けましょう!
若い時からの歯肉炎の予防が、将来大人になってからの歯周病を防ぐ土台作りになります。いかに子供の時期で口の衛生状態を保てるかが鍵になります。
いかがでしょうか?気になられた方は、是非お子さんと一緒にロコクリにお気軽にいらしてくださいね!
健康なお口で新しい年を始めましょう。