歯科の麻酔のお話②

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
歯科治療には、いろいろな場面で麻酔処置を施します。使用する麻酔薬や麻酔法の種類はそれぞれで異なります。また、麻酔の効果が持続する時間や副作用、処置にかかる費用なども気になることかと思います。ここではそんな歯科麻酔に関して、詳しくご紹介していきます。
さて、みなさんは一般的な虫歯治療ではどんな麻酔を使っているかご存知ですか?引き続きご説明していきます。
●麻酔が効くメカニズムについて
局所麻酔は末梢神経をブロックしている
歯を削る際に感じる痛みというのは、末梢神経へと刺激が伝わることで生じます。具体的には、神経細胞膜にあるNaチャネルへとNaが流入することで、活動電位が発生し、痛みが生じるのです。歯科治療で用いる局所麻酔は、このNaチャネルをブロックすることで、痛みが生じるのを抑えているのです。
麻酔治療を受けるにあたり、激しい運動や飲酒、喫煙などは避けるようにしましょう。これらは血圧などを大きく変動させるリスクがありますし、歯科治療そのものにも良い影響は与えません。治療の前後はしっかりと睡眠をとり、体調を整えることが大切です。
●麻酔によるアレルギーとその対処について
歯科で使用する麻酔薬の種類はさまざま
麻酔と一言で言っても、さまざまな薬剤を使用します。歯科治療に用いられる薬剤ひとつとっても、その種類は多岐にわたりますし、1本の薬剤の中にも複数の成分が含まれていることも珍しくありません。それだけに、薬剤によるアレルギーを発症するリスクは必ずあるといえます。
治療前に申告することが大切
もしも過去に麻酔によるアレルギー反応が生じていた場合は、治療前にきちんと申告しておきましょう。これは歯科治療を安全に行う上で必須といえます。ご家族にそうしたアレルギーがある場合も同様です。また、過去にアレルギーの経験がない場合でも、体調や使用する薬剤によってはアレルギーを発症する可能性があることを忘れてはいけません。
薬物アレルギーの対処法
歯科医師は、治療中に薬剤アレルギーが発症しても、適切な処置を施せるように訓練されていますのでご安心ください。アレルギー症状を和らげる薬剤を投与したり、適切な処置を施すことで、バイタルを安定させたりすることが可能です。
このように、歯科治療ではいろいろな麻酔薬や麻酔法を用いて、患者さんの痛みや不安を和らげるよう努めています。それぞれに副作用やアレルギーのリスクも伴いますが、多くの場合は治療を安全に終わらせることができますのでご安心ください。

 

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