神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
さて今日は、虫歯予防についてのお話をしたいと思います。
皆さんは子供の歯と大人の歯はどちらが虫歯になりやすいと思いますか?
実は虫歯になりやすいのは子供の歯なんです
乳歯や生えたばかりの永久歯は、歯の表面が未成熟なため酸に弱く、虫歯になりやすいです。
そのため、乳歯の生え初めの1~2歳、永久歯の生え初めの5~8歳くらいの時期は、最も虫歯になりやすい時期です。
生え初めの歯を虫歯にならないように守るにはどうしたらいいでしょうか?
それは、フッ素塗布です
乳歯や永久歯の生え初めなどの歯の質が弱い時期や虫歯になりやすい子供にたいして、歯科医で予防措置としてフッ素塗布を行います。
これは、フッ素を歯の表面に塗る方法で、歯と歯の間、歯と歯肉の境目の虫歯予防に有効で、ごく軽い虫歯をこれ以上進行させない効果もあります。
また、生えたての歯の場合には、歯がフッ素を取り込んで糖分からできた酸に対する抵抗力を増す働きもあります。
歯が生え終わったら虫歯にならないと思いますか?
そんなことはないですよね。もちろん歯が生え終わった後も虫歯にはなります。
歯が生え終わった後にも予防として出来ることはたくさんあります。
その一つにシーラント(小窩裂溝填塞法)があります。奥歯には噛み合わせの面などに溝がありますが、この溝は奥の方がとても細かくなっていることがあります。
このため、虫歯菌や食べカスがここに入ると歯ブラシでは、なかなかきれいにすることができずに虫歯の原因となることがあります。
シーラントとは、歯ブラシの毛先が届かないような歯の溝の奥を清掃した後、レジン樹脂などで溝にシールをしてしまい、細菌や食べカスが入らないようにすることで、虫歯予防をしてくれます。
もちろん、シーラントしたからといって虫歯にならないと言うわけではないので、歯磨きもしっかりしないといけないです。その他にも、家でも出来ることがあります
それは、しっかり歯磨きをすることです。普段皆さんが家で使っている歯みがき粉にもフッ素は入っています。歯医者さんで塗っている高濃度のフッ素は毎日塗りに来るのは大変ですよね。
家で出来ることもあるので是非がんばって磨いてみてください!たまには鏡を見ながら自分の口の中を見ながら歯磨きしてみてくださいね。新たな気付きがあるかもしれませんよ。