神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
引き続き、歯の根の先の病気はどのようなことが引き金となって生じるのかお話したいと思います。
③歯が割れたり、歯の根っこにヒビが入ったりしてできる
歯ぎしりや歯の食いしばり等で歯に圧力がかかり、歯が割れたり、歯の根っこにヒビが入ったりすることもあります。また、何らかの理由によって歯自体がもろくなり、少しの衝撃で割れたりヒビが入ったりすることもあります。
歯が割れたりヒビが入ったりした部分から、歯の周囲にいる細菌が入り込み、管を通って、歯根の先や周りが膿んでしまうことがあります。膿が歯の根の先に溜まると、歯の根の先に膿の袋を形成し、新たな痛みの原因になってしまうことがあるのです。
④外傷などにより歯に強い刺激が加わると、歯の根っこに病気ができることがある
ボールが強い勢いで歯にぶつかったり、転倒した際に歯を強くコンクリートなどに打ち付けたりすることで、歯の根元で神経が切断され、歯の根っこの先に膿の袋ができてしまうことあります。顔の前面にある前歯はぶつけやすいため、歯の根っこに過剰な力がかかってしまうことも少なくありません。
このような外部の強い衝撃によって神経が切断されたときは、歯の根の先に膿の袋ができやすくなるだけでなく、歯の色が黒っぽく変色してしまうことがあります。
では、夜の歯の痛みが耐えられないときの応急的な対処方法(治療法)はどんなものでしょうか。
さまざまな原因で、歯の根の先端に病気ができることがあります。では、この根の病気によって強い痛みができたときは、どのように対処することができるのでしょうか?
①市販の痛み止めをのむ
急激な痛みが襲ってきたときは、市販の痛み止めを飲んでください。歯の痛みは痛みの中でもとても強いものですので、無理に我慢をすると身体に大きなストレスを与えてしまうことがあります。市販の痛み止めを飲むことで、一時的に痛みを抑えることができるでしょう。
市販の痛み止めを飲んでもまったく痛みが引かないときや、痛みが一時的に引いてもまたすぐに痛みが襲ってくるときは、なるべく早めに歯科医院で診てもらう必要があります。地域に、夜間診療や休日診療を受け付けている救急対応の歯科医院がある場合は、診察をしてもらい、治療を受けることができるます。「効果を得られないから」といって、薬の服用量や服用回数を自己判断で増やしたり、服用と服用の間隔を規定以上に短くしたりすることは避けて下さい。