神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
みなさん、虫歯の治療が終わってやっと銀歯が入ると思ったら、なぜか銀歯を入れた歯が痛い!なんてことはありませんか?なんで治療したのに痛いのか、歯医者さんに不信感を持ってしまいそうになるかもしれません。でも、「銀歯を入れた歯が痛い=虫歯が治ってない」ということでは決してないのです。今回は銀歯を入れた後歯が痛くなる理由、そしてその対処法についてお話していきたいと思います。
まず、銀歯を入れて歯が痛くなる場合、どんな理由が考えられるでしょうか?
銀歯を入れて歯が痛くなるのには次のような理由が考えられます。
① 銀歯は熱を伝えやすいため
銀歯は他の材料に比べて非常に熱を伝えやすいため、削った後に銀歯を入れて日が浅いうちは特に冷たいものの刺激でしみやすい状態になっています。ですが、通常は日が経つにつれだんだんと落ち着き、1週間くらいでいつの間にか何も感じなくなることが多いものです。
② 歯を削った後は神経が敏感になっているため
歯は削られることで、内部の神経が多かれ少なかれダメージを受けます。これはどうしても避けられません。しかし、このような神経のダメージは日が経つことによりだんだんと回復してくるのが通常です。しかし神経のダメージは回復するのにある程度の期間を要することも多く、その間は神経が過敏になって温度刺激でしみてしまうことがあります。
③ 神経がもともと弱っていたため
虫歯が神経ギリギリまで達していたケースで多く見られます。虫歯が深くなってくると、冷たいものや熱いものなどでしみるようになってきます。これは虫歯が深いことで神経が刺激を受けてしまうためです。その刺激を受けているうちに神経は弱ってしまいます。しかし、神経というのは歯にとって非常に大切な物であるため、虫歯を取り除いていく段階で、神経ギリギリで虫歯が止まっている場合、歯医者さんはなるべく弱っている神経でも、その後の回復を期待して神経を簡単には抜きません。そのため、弱っている神経が銀歯を入れた後もしみてしまうのです。
④ 銀歯の高さが高いため
銀歯を入れた後、噛み合わせの調整をしますが、その調整の際、患者さんの感覚にも頼りながら調整していきます。ただ、入れたばかりというのは感覚がわかりづらく、ほんの少し噛み合わせが高くなってしまうことがあります。そうすると噛んでいくうちに歯の周囲の歯根膜がダメージを受け、「噛むと痛い」という症状が起きてきます。