こんにちは(^ ^)
岡本歯科ロコクリニック(ロコクリ)院長の池澤慎哉です!
今日は前回の続き、『マイナス1歳からの虫歯予防』について、書きたいと思います(^ ^)
そもそも、マイナス1歳からの虫歯予防って、どういうことなの?っていう話なのですが、赤ちゃんがお腹の中にいるときから虫歯予防ができるということなのです!
『えっ?!産まれてもないし、歯も生えてないのに、どうやって予防するの?』
という声が聞こえてきそうですね!笑
もちろん、お腹の中の赤ちゃんの歯は触ることはできません!っていうか、歯はまだ生えてないから、余計に無理ですね!笑
いくら僕がマジックが得意って言っても、さすがに無理です(^_^;)笑
では、どうすればいいのでしょう?
どうすれば、お子さんの虫歯が予防できるのでしょうか?
これを理解してもらうために、まず虫歯がなぜできるのかということを理解してもらえたらと思います(^ ^)
虫歯ができるためには、以下の3つの条件が主に関係してきます。(細かく言うともう一つありますが、それは今回は重要度が低いのでスルーします)
①虫歯菌の量、質
②糖質の摂り方、摂取量
③歯や唾液の質
この3つです。
で、今回のポイントは①です!
なぜかと言うと、ほとんどの場合、親から子供へ口の中の細菌が移っていくことがほとんどだからです(^ ^)
つまり、この①に関しては親のものがモロに影響するということです。
もちろん、③も遺伝もありますし、全く無視はできませんがなかなかコントロールすることが難しいので、ここに対処することはあまりしません。
どうせやるなら、結果につながる部分にやろうということですね(^ ^)
ということで、今回は妊婦さんのいる家族に対することなので、①の虫歯菌の量、質に対する方法をお話ししますね!
虫歯菌の量は、歯磨きと糖分の摂取の仕方で変わってきます。歯磨きでできるだけ、プラーク(歯垢)と呼ばれる汚れを落としておくことはもちろん、糖分を摂りすぎないことも重要と言われています。糖分は虫歯菌の栄養にもなりますから、栄養を与えすぎると成長することはわかるかと思います。まず、ここは気をつけるべきです。
これを行うだけで、妊婦さんのお口の中の虫歯菌の量は減ります。もちろん、妊婦さんだけではなく、旦那さんの方にも同じように意識してもらわないといけません。
あとは、虫歯菌の質に対してどうしていくかということですが、これは前にもブログで書きましたが、キシリトールがいい役目を果たしてくれます。
これは砂糖のように甘味をもっていますが、虫歯菌が虫歯を作れなくなる糖なので虫歯になりにくい上に、キシリトールを食べた虫歯菌自体の攻撃力を下げてくれる作用もあるからです!
このキシリトールの作用によって、赤ちゃんのお口にいく虫歯菌をお腹にいる間から弱らせてしまおうというのが『マイナス1歳からの虫歯予防』なのです。
しっかり虫歯菌を弱らせておき、いざ虫歯菌が感染しても影響が少なくて済むようにしておきましょうということですね(^ ^)
少しでも赤ちゃんのためになると思った方は是非、やってみてください!
もっと詳しく聞きたいという方は、是非一度、相談してみてください(^ ^)