噛むということ

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
大人も子供も、なんだか皆が日々忙しく生きている現代。時間に余裕がない分、睡眠や食事にかける時間にしわ寄せが来ているようです。あなたはよく噛んでいますか? 食べ物をよく噛んで味わうことを「咀嚼(そしゃく)」と言います。あなたは忙しさのために、食事にかける時間が短い早食いや、噛む回数が少なくて流し込むような食べ方になっていませんか?普段、一口で何回噛んでいるのか数えてみてください。弥生時代に比べて、現代の1回の食事で噛む回数は6分の1以下に減っていると言われています。「一口30回」噛むのが望ましいと言われていますが、弥生時代と違って、軟らかい食べ物が好まれる昨今、それほど噛まなくてよい食品が多いのも確かです。この「あまり噛まない生活」は全身の健康にどのような影響を与えているのでしょうか?あごの骨は小学校低学年の頃から急速に成長します。この時期に「よく噛む生活」をしていれば、あごの発達に効果的なのですが、あまり噛まなくてよい軟らかい食べ物を好む最近の食生活では、あごがあまり使われません。そうすると、あごが充分に発達しないのです。しかし、昔の人と歯の大きさや数は変わらないのですから、あごが小さければ、歯並びや噛み合わせの悪い口元になってしまうのです。
また、よく噛むことで分泌される唾液には、食事で酸性に傾いた口の中を中性に戻す中和作用や、口の中をきれいにする洗浄作用、溶け出した歯の表面を再石灰化させる作用などがあります。これは虫歯や歯周病の予防に役立っています。また、唾液には、発がん性物質の毒性を弱めたり、有害な細菌の発育を妨げる有効成分が含まれています。まるで無料の万能薬のような唾液、よく噛めばたくさん分泌されますよ。
昔から「よく噛むと頭が良くなる」と言われますが、頭の良い悪いについては遺伝子の問題(?)で、噛むことで良くなるのは脳の働きです。脳細胞が活性化されて頭がすっきり冴え渡ります。だから噛むことは、老人性痴呆の予防にも効果があるのです。
このように、「噛む」ことはお得なことがいっぱいです。そう思えば、忙し くても噛む手間は惜しくはないはず。歯ごたえのある食品も取り混ぜ、バランスのよい食事を、ゆっくりよく噛み砕いて食べる習慣を身につけましょう。そして、きちんと歯磨きをして、定期的に歯科医院で検診を受けま しょう。

おすすめ記事

  1. ホワイトニングって、どうなの?!
  2. 歯がないとどうなるの!?
  3. 色々な動物の歯のお話
  4. 岡本歯科ロコクリニック、日曜診療始まります!
  5. 3分美人と30年美人
  6. いびき治療ってできるの!?
  7. ミュータンス菌ってなぁに?
  8. 治療途中の歯を放置して欲しくないと願う理由

関連記事

  1. ドライマウスって何?
  2. くいしばりのリスクについて
  3. 仮歯も大事なんです!
  4. ダイヤモンドで歯を削る?
  5. フロスや歯間ブラシって使っていますか?
  6. 歯並びって遺伝するの?
  7. すきっ歯って治療が必要なの?
  8. 抜歯後の痛みが取れないのはドライソケットが原因!?②
医療法人社団 咲生会
岡本歯科ロコクリニック


〒658-0072
神戸市東灘区岡本1丁目8-2
アーベイン岡本3階
・阪急 岡本駅より徒歩2分
・JR摂津本山駅より徒歩2分
 
TEL:078-224-5372 / FAX:078-224-5373
> 個人情報保護方針
 

最近の記事

PAGE TOP