神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
さて、みなさんは『ドライマウス』という言葉を聞いた事はありますか?
ドライ=渇く マウス=口。口腔(こうくう)
つまり、口腔乾燥症のことを言います。
これは、唾液量の減少と質の異常をきたす病気で、口の中が乾燥して様々な不快症状を引き起こし,QOL(生活の質)を低下させます。
唾液はなんと!毎日約1リットルもの量が唾液腺から分泌されています。これは、500mlのペットボトル2本分に相当します。
その唾液が持つ重要な働きは、
①洗浄と清掃・・・歯や歯ぐきに残っている食べ物を洗い流します。
②むし歯を予防・・・唾液に多く含まれるカルシウム、フッ素、リン酸イオンの働きでむし歯を防いでくれます。
③口内を保湿・・・話す、噛む、味わう、飲み込むなどの助けをします。
④細菌を抑制・・・菌の増殖を抑え、感染症や口臭を予防します。
⑤緩衝・・・お口の中のPHを中性に保ってくれます。
⑥保護・・・お口の中の組織を守ります。
唾液の働きは、体の健康に不可欠!!なのです。
さて、みなさんは次の項目にいくつイエスが当てはまりますか??
・口の乾きが3ヶ月以上毎日続いている。
・あごの下(リンパ腫あたり)が繰り返し、あるいはいつも腫れている。
・乾いた食べ物を飲み込む時、しばしば水を飲む。
・水をよく飲む。
・夜中に起きて水を飲む。
・乾いた食品が噛みにくい。
・口の中がネバネバする。
・口の中が粘って話しにくい。
・口臭がする。
・義歯で口の中が傷つきやすい。
・むし歯が多くなったり、歯周病がひどくなった。
いかがでしたか?
イエスが多いほど、『ドライマウス』の可能性が高くなります。
ドライマウスに悩む人は、ドライアイで悩む人とほぼ同じ数の約3000万人いると言われています。
ドライマウスの主な原因は、
①加齢に伴う唾液の分泌量の低下
②閉経などによる女性ホルモンの分泌量の減少や、自立神経のバランスの乱れ
③ストレス
④不規則な生活
⑤口呼吸
⑥喫煙
⑦医薬品の副作用
⑧糖尿病や腎臓疾患、シェーグレン症候群などの病気によるもの
このように、ドライマウスはむし歯、歯周病、口臭を招くだけでなく、病気のサインになっているケースもあります。
そこで、ドライマウスにならないように、噛み応えのある食品を積極的に食べたり、お酒は適量にし、禁煙やストレスをためないなど、日常生活でできる予防法もあります。
最近、お口の中が以前とはなんか違うな・・・と感じたら、
「ただの口の中の乾燥」と思わずに、ぜひロコクリにお気軽にご相談くださいね!