神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
さて、今回は「歯ブラシの種類と選び方」についてお話したいと思います。
<歯ブラシの種類について>
まず、歯ブラシには「手用歯ブラシ」と「電動歯ブラシ」の2つのタイプがあります。
今回は手用歯ブラシについてご紹介していきたいと思います。
手用歯ブラシは大きく分けて6つの種類があります。
①仕上げみがき用
生え始めた乳歯を保護者がみがくための歯ブラシです。
②乳歯列期用
ヘッドの大きさが乳歯に適している歯ブラシです。
③混合歯列期用
乳歯から永久歯へ生え変わる時期に適した歯ブラシです。
④永久歯列期用
永久歯用に作られた一般的な歯ブラシです。
⑤矯正治療中用
ワイヤー周辺を磨きやすいように、ブラシのカットが特徴的な歯ブラシです。
⑥部分みがき用(別名「ワンタフトブラシとも言います」)
歯と歯の間や歯の裏側、親知らずなど、一般的な歯ブラシでは届きにくい部分をみがくための歯ブラシです。
<歯ブラシの選び方について>
様々な種類の歯ブラシがありますが、自分に適した歯ブラシを使用することが重要です。
歯ブラシを選ぶ際には下記5つのポイントに気を付けましょう。
①歯ブラシの毛の硬さで選ぶ
歯ブラシの毛先の硬さは、「やわらかめ」「ふつう」「かため」の3つのタイプがあります。
やわらかすぎるとしっかり磨けず、かたすぎると歯や歯ぐきを傷つけてしまうので、お口の状況に合わせた歯ブラシを選ぶと良いでしょう。
②ヘッドの幅で選ぶ
歯ブラシのヘッドが大きいとブラシ部分も大きくなり、前歯など歯の面積が大きい歯は磨きやすいです。
ですが、細かい動きが苦手なため、汚れが残ってしまうことがあります。
隅々までしっかり磨くにはヘッドが小さめのものを選びましょう。
③歯ブラシの形状で選ぶ
歯ブラシを横から見ると、ブラシ面が山型にカットされたものと、平らにカットされたものがあります。
④毛の太さで選ぶ
一般的な歯ブラシの毛の太さは0.2mmほどです。
それよりも細い歯ブラシは「極細」となります。
毛を細くして、歯周ポケットに入り込んだ歯垢などをかき出すねらいがあります。
⑤毛の材質で選ぶ
歯ブラシの毛に使われている材質は大きく分けて2つです。
「ナイロン」と「飽和ポリエステル樹脂(PBT)」です。
毛先がナイロンの歯ブラシは、吸水性が低く、菌が繁殖しにくいといわれています。
飽和ポリエステル樹脂の方がナイロンの歯ブラシより吸水性がより低く、速乾性もあるため衛生面で優れています。
また、飽和ポリエステル樹脂の方が毛がやわらかくてコシがあり、ナイロンよりも耐久性に優れています。
そのため、極細毛の歯ブラシに使われていることが多いです。
<歯ブラシの交換タイミングについて>
歯ブラシは3~4週間ほどを目安使に交換するようにしましょう。
歯ブラシの毛が広がると毛先が歯に上手く当たらず、磨き残しが多くなってしまいます。
歯ブラシの毛が広がってしまったら、3~4週間経っていなくても、交換しましょう。
また、長期的に使っていると歯ブラシ自体に汚れが付着して、衛生的にも問題が出てきます。
定期的に新しくすることも大切です。
自分にあった歯ブラシで正しく磨くことが重要です。
ロコクリでは、オススメの歯ブラシのご案内や磨き方指導も行っていますので、ぜひ1度相談してみてください。