神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
「歯がしみます。」というのは、よく患者さんからうったえがある症状です。
歯がしみる原因には大きく分けて2つあります。
それは、むし歯と知覚過敏です。
むし歯の場合は虫歯治療が必要です。虫歯の大きさ、場所によって治療法はいくつかあります。
知覚過敏の場合には歯を強くする処置が必要です。歯を強くする知覚過敏のお薬や刺激が伝わりにくなるように虫歯治療の際に使用する材料でコーティングすることもあります。
歯がしみる原因についてお話しします。
むし歯も知覚過敏もどちらも歯の神経に刺激が伝わることで起きる症状です。
むし歯の場合は虫歯菌により歯が溶かされ歯の神経が刺激を受けやすくなるためにしみます。
知覚過敏の場合は歯ぐきや歯を支える骨が減り、歯の根っこが露出することでしみやすくなります。
知覚過敏の原因になる歯の根っこの露出は歯周病、歯ぎしりやくいしばりが主な原因です。
歯の構造の説明をします。中心に歯髄、その周りに象牙質、表面にはエナメル質からなります。
歯髄は血管や神経からなります。そこに刺激が加わることでしみたり痛くなったりします。
象牙質は歯のほとんどを構成している組織です。比較的やわらかい組織であるために象牙質に侵入した虫歯は進行が速く広がりやすいです。
象牙細管と呼ばれる管が無数に歯髄へとつながっています。顕微鏡で象牙質を観察すると管がたくさん見えます。この管を通って刺激が伝わりしみるといった症状につながります。
虫歯の場合は虫歯治療が必要です。虫歯の範囲、進行具合によっては神経を取る治療が必要になることがあります。
知覚過敏の場合は歯茎が減ることで歯の根っこが露出することが原因です。
対処法はコーティングをすること。フッ素入りの歯磨き粉でよく磨くことが治療法です。予防策は正しい歯磨きを行うことで歯茎や骨の減少をなるべる減らすこと、歯ぎしりや食いしばりからのダメージを減らすためにマウスピースを使用するなどがあります。
歯が滲みている原因は虫歯や歯周病、歯軋り食いしばりなど原因は様々です。少し対処をするだけで快適に過ごせるようになる場合や治療が必要で痛みにまで変化してしまう場合があります。
歯がしみている状態というのはしみて辛いだけではなく虫歯になってしまっている可能性、虫歯になりやすくなっている可能性、歯が強い力を受け続け折れてしまうリスクを抱えている可能性があります。
少しでも気になることがあれば、ロコクリまでご連絡くださいね。