神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
今回は、治療途中で使う歯「仮歯の必要性」についてお話したいと思います。
仮歯には大きく分けて重要な3つの役割りがあります。
①削った歯を細菌やバイ菌から守る♪
削って治療した歯は、手術後の傷と同じ状態です。包帯のように細菌の感染や、しみるなどの刺激から守ります。
②歯型を取ったあとに歯が動かないように固定する♪
歯は、放っておくと自然と空いている場所に移動します。歯が動いてしまうと型を取って作った歯が合わなくなることがあります。このようなことを防ぐ為に、取れたらすぐにご連絡をお願いします。
③「噛める状態」を維持する♪
治療中も噛んで食べられるようにします。噛まずにいると噛む力を伝達する「歯根膜」が怠けてしまい、いざ出来上がった歯を入れた時に過剰に反応して「高い」「当たりすぎ!」と感じやすくなってしまいます。これらを防ぐ為に、仮の歯を入れます。
仮の歯は治療中、付けたり外したりを繰り返す場合もあります。よって強く付けすぎると歯を痛めてしまうことから、接着力の弱い専用のセメントで接着しています。取れやすい為、取れたらすぐに連絡をしてくださいね。
最後に仮歯の注意点をお話しておきます。
まず、強く噛まないこと。そして仮歯とはいえお掃除は丁寧に。
汚れが溜まりやすい為、丁寧な歯磨きが必要です。あと、フロスや楊枝は使わないこと。使用すると取れてしまいます。
できるだけ歯にくっつく物は我慢すること。仮歯はプラスチックなので、お餅やグミ、キャラメル、ガムなどはくっついて取れてしまいます。ちなみに万が一取れた仮歯は捨てないで持ってきてください。割れたりしていなければ再利用できます。
そして、仮歯が入ったからといって、治療を中断しないことも大事です。仮歯でも生活ができる為、中断してしまう方がいます。長期の利用は虫歯の再発や、歯の移動の原因となります。本番の被せ物が入るまでしっかり通いましょう。
気になる事、ご質問等ございましたら、ロコクリにお気軽にお聞きくださいね!