神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
元気一杯走り回っているお子様を見ていると可愛くて楽しいですよね。ですが、走り回っているお子様が突然顔から転倒!なんて事が目の前で起きた経験ある方もいらっしゃるのではないでしょうか?学校などで起きた場合は、保健室の先生が適切に対処していただけると思いますが、公園などで起きた場合どのように対処していいかわからないという方も多いのではないでしょうか?今回は、そんな転倒などによるお子様の歯の怪我の対処方法についてお話ししていきたいと思います。
転んだり、ぶつけたりした時の子供の歯の怪我はどのように対処すれば良いのでしょうか?
お子様が歯をケガしたとき、どのような対応をしたらよいのでしょうか。適切な応急処置は、ケガがよりきれいに、よりよく治るためにとても大切です。まずは全身をチェックをしましょう!
歯科を受診する前に、お子樣の脳や目などに異常がないかをチェックしましょう。次の症状がないか確認してください。
・嘔吐
・鼻血、鼻水が続く
・ふらついたりしていないか
・頭痛
・目が見えにくい
・記憶が欠けている
・顔色が悪い
・短時間でも意識がなかった
・目の動きがおかしい
・歩き方がおかしい
いちばん危険なのは、耳の周りの出血(パンダ耳)と、目のまわりの皮下出血(パンダ目、ブラックアイ)があります。このような症状があればすぐに小児科を受診してください。
体に問題がなく、お口の中に問題があった場合の対処方法を説明して行きます。
まず、歯が抜けた場合です。
歯の怪我の中で最も緊急性が高いのが「歯の脱臼」です。抜けてしまった永久歯は早く元の位置へ戻すほど、元に戻る可能性が高まります。抜けた永久歯が残せるかは、時間が大切になってきます。お子さんの場合、3時間以内に戻すと成功率がたかいといわれています。乳歯が抜けた場合、元の位置へ戻すことはほとんどありませんが、あとから生えてくる永久歯への影響も考えられますので、かかりつけ歯科医院への受診をお勧めいたします。
抜けてしまった永久歯をどのようにすればいいのでしょうか?
まず出来るだけ乾燥させないようにしましょう!
ラップやビニールなど包んで乾燥を防ぎ、できるだけ早く歯科医院に受診するようにしてください。すぐの受診が難しい場合の最も適切な方法としては、薬局などで売っている「歯の保存液」に入れて保存する方法です。歯の保存液がない場合は、牛乳に入れて冷蔵庫で保存するようにしましょう。
そして、水洗いは避けてください。
水道水には塩素が含まれるため、泥や砂がついていても、抜けた歯を水で洗うのは避けましょう。歯を元の位置に戻す前に歯科医院で洗浄しますので、泥や砂は気にしなくて大丈夫です。どうしても洗いたければ牛乳で洗うようにしましょう。