健康な口腔内を守るために!

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
さて、みなさん、口の中の病気は口腔常在菌のバランスが崩れることによって発症するということをご存知でしょうか。風邪やインフルエンザのように外から細菌やウイルスが入ってくるのとは違い、普段から口の中に存在している細菌が何らかの影響を受けバランスを崩していくことが病気発症のきっかけとなります。
口の中の病気を作らないため、健康な歯を1本でも多く残すためには、このきっかけを極力与えないようにすることが一つの大きなポイントになってくると考えています。
では、具体的にはどのようにしていけばよいのでしょうか?
これにはプラーク(バイオフィルムともいいます)が大きく関連しています。むし歯原因菌も歯周病原因菌も常在菌として口腔内に存在しているのですが、これらの菌は単独で存在していても何も害を及ぼしません。これがまず外から入ってくる病原菌やウイルスとの違いです。
口腔内の菌には口の中で浮遊しているものもあれば、歯面や粘膜にくっつく菌もいます。歯面表層に細菌がどんどんくっついてくると様々な種類の菌が集まることで一つの社会が形成されます。そうすると単独の菌だけでは起こり得なかった現象が起こり始めます。
例えば普段は歯面にくっつくことができず浮遊しているような菌が歯の表面に細菌の社会が形成されたことで、そこにくっつくことができるようになったり、そのくっついた細菌がさらに別の菌を呼び寄せる仲介役になったり、そこの細菌たちに栄養供給をするための役を担う菌がいたり。 そして、その初めのきっかけを作る菌。常在菌のバランスや質の調整に一役買っている司令塔のような菌がいたり・・・
この普段はなにもしない菌たちが集まり、互いに共同作用することで今までと全く別の状態をつくりだすこと。これがバランスの崩れた状態であり、この細菌たちの社会をプラーク(バイオフィルム)と呼びます。
かつては歯垢や歯クソとも言われておりましたが、プラークは食べかすとは全く別物です。成熟したプラークは見た目が白っぽく、いかにも食べかすのように見えるのですが、実際は細菌の集合体です。
「今日の朝は忙しくて歯を磨けなかったから」だけでは食べかすは残っているかも知れませんが、プラークは作られません、プラークが形成されるまでにはそれなりに時間がかかるのです。
それに常在菌は何も口の中に入ってくる食物をエサにしているわけではないので、仮に食事をとらなくても形成されます。これが食べかすとの違いです。このプラークを成熟させずに、口の中の常在菌といかにうまく付き合っていくか。それが、口の中に作らないための最大のポイントとなります。
今のお口の中の状態を把握するためにも、定期的に歯科で検診を受けることが大切です!最近行けていないわという方は是非お気軽にロコクリにご連絡くださいね!

おすすめ記事

  1. 虫歯になりにくい食事の仕方?!
  2. ファーストフードを食べた後はしっかりお口のケアを!
  3. 口内炎についての再確認!(神戸市東灘区岡本の皆さんへ)
  4. 免疫をあげる食事 ①
  5. 高齢者の方は虫歯をしっかり治療するべきなんです!①
  6. JR摂津本山駅のまた行きたくなる歯医者さん
  7. 「根面う蝕」ってご存知ですか?
  8. 虫歯治療したばかりの歯が痛む!?原因と対策!②

関連記事

  1. 歯周病の治療をすると糖尿病もよくなるってホント!?
  2. 歯茎にできものができたことはありますか?
  3. 金属アレルギーのお話
  4. コーラで歯が溶けるって本当なの??①
  5. 岡本の淡路ビストロMankiでランチミーティングをしました
  6. 牛乳も虫歯になるの?
  7. 阪急岡本駅近くの岡本歯科ロコクリニックが話す『唾液の話』
  8. その習慣、むし歯になりやすいかも!?
医療法人社団 咲生会
岡本歯科ロコクリニック


〒658-0072
神戸市東灘区岡本1丁目8-2
アーベイン岡本3階
・阪急 岡本駅より徒歩2分
・JR摂津本山駅より徒歩2分
 
TEL:078-224-5372 / FAX:078-224-5373
> 個人情報保護方針
 

最近の記事

PAGE TOP