お母さんの「仕上げ磨き」のスキルアップで、お子さまの虫歯0を目指しましょう!②

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
患者さんからよく「仕上げ磨きって、そもそもどうやったらいいんですか?」というご質問をいただきます。
ちょっとしたコツとテクニックを覚えれば、もっと楽に、効率的に仕上げ磨きができるようになりますので是非実践してみてください。今回も引き続きご紹介していきます。
●仕上げ磨きのコツ
ポイント2 歯ブラシは歯の面に垂直に。小刻みに動かします。
歯ブラシの毛先は、歯と歯ぐき(歯肉)の境目、歯と歯の間に、きちんと当たるようにセッティングしましょう。
そのまま5~10mmの幅を目安に小刻みに動かし、1~2本ずつ丁寧に磨いていきます。
ポイント3 お子さまが「痛い」と感じることはしない
奥歯を磨くときは、利き手ではない方の手の指で頬を斜め上に引っ張るとよく見えて磨きやすいですが、横に引っ張ってしまうとお子様が痛がってしまうので気を付けてください。
また、上唇の裏側には「上唇小帯」という筋がありますが、ここに歯ブラシが当たるととても痛いです。
上の歯を磨き時は、この上唇小帯の部分をに歯ブラシが当たらないよう、人差し指でガードながら磨いてあげるようにしましょう。
ポイント4 虫歯になりやすい箇所は特に念入りに
ブラッシングがしにくく虫歯になりやすい部位としては、上の前歯の裏側、奥歯の溝、6歳臼歯の溝の部分が挙げられます。
特に6歳臼歯は非常にむし歯になりやすく、あるデータでは、生えてから一年のうちに約50%の6歳臼歯がむし歯になっているともいわれています。
6歳臼歯は噛み合わせの大黒柱と言われるぐらい重要な役割を持った歯でもありますので、虫歯にならないようしっかりと磨いてあげてください。
ポイント5 3~4日に1回はデンタルフロス(糸ようじ)でお掃除を
どんなに上手に磨いても歯と歯の間の歯垢(プラーク)はどうしても残ってしまうもの。
特にお子さまの場合は粘着性のあるため物を好む傾向がありますので、歯と歯の間に汚れがたまりやすく、そこから虫歯になってしまうことが少なくありません。
そこで、歯ブラシだけではなく、デンタルフロス(糸ようじ)などの道具も使って歯の間の汚れを取ってあげることで、より虫歯のリスクをグンと下げることができます。
フロスを使う頻度の目安としては、3~4日に一度ぐらい。毎日でなくても良いので定期的にケアをしてあげるようにしましょう。
●小学校低学年ぐらいまでは、仕上げ磨きをしてあげましょう。
「「もう小学生になったから、仕上げ磨きも卒業で良いですよね」お母さん方から、このようなご質問を受けることが多くあります。
実際にお母さん方のお話をお聞きすると、小学校に上がるタイミングで仕上げ磨きをやめたという方がとても多くいらっしゃいます。
小学生になる6~7歳の時期は、ちょうどお子さまの自律的な自我意識が芽生え始めるとき。仕上げ磨きを嫌がるようになったり、親離れしたいと思うようになる時期でもあります。
親としても、お子さまを独り立ちさせようと色々なことにチャレンジさせ、手を放していく時期でもあるかと思いますが、実は「歯」にとっては、小学校低学年の6歳から9歳ぐらいまでの時期は永久歯への生え変わりの大切な時期。一番注意が必要な時期でもあるのです。
生え変わったばかりの歯はとても弱くて虫歯になりやすいため、この時期は必ず大人の手でしっかりとメンテナンスをしてあげるようにしましょう。
●仕上げ磨きを嫌がるお子さまには…
「仕上げ磨きをやろうとしても、子どもが嫌がって満足に出来ない。」
こんな悩みをお持ちのお母さんもとても多いようです。
そこでここでは、お子さまに歯磨きを好きにさせるためのちょっとしたテクニックをご紹介させていただきます。
どれも簡単にできる事ばかりですので、ぜひ試してみてください。
1. 親も笑顔で楽しく磨いているところを見せて、歯磨きが楽しいイメージになるようにしましょう。
2. お子さまの機嫌のいい時を狙って仕上げ磨きを実践しましょう。
3. お子さまと磨きっこをしてみましょう。お子さんに親の歯を磨かせるなど、遊びを取り入れながら楽しく行いましょう。
4. 口が開けられた。うがいができた。泣かなかったなど、小さなことでも積極的に褒めましょう。
5. 自分専用の歯ブラシを、お子さま自身に選ばせてあげましょう。

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