神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
今日は口内炎についてのお話をしようかと思います。口の中の粘膜にできる赤い炎症を伴う状態を一般的に口内炎と呼んでいます。口内炎は1種類だけではなくその原因や状態別に分かれて数多くの種類が存在しています。
たくさんの種類の口内炎がありますが、一部をご紹介します。
①アフタ性口内炎
最も多く見られ一般的に口内炎と呼ばれているのがこの「アフター性口内炎」と呼ばれているものです。
②アレルギー性口内炎
特定の食物や、化学物質、鎮痛剤、抗生物質などが原因のアレルギー反応を起こして口内炎ができることがあります。比較的広い範囲に多発した口内炎が出来たり一部がただれたようになったりすることがあります。
③義歯性口内炎
合わない入れ歯をそのまま使用すると、当たって痛い部分が口内炎のようになることがあります。また入れ歯の尖った部分が粘膜を傷つけるような場合なども口内炎になることがあります。
④壊疽性口内炎
極めて稀ですが、口内炎の中では、最も重症な状態と言えるのが壊疽性口内炎です。急激に進行してあごの骨なども破壊してしまうことがあります。末期になると死亡することもあります。
一般的には、口内炎は、子どもから大人まで年齢を問いません。普段はまったく問題のない刺激に対して、頬の粘膜や舌、歯茎などの粘膜に米粒~小豆程度の炎症が起こり、特に食事の時に痛く感じるようになったり、舌で触るだけでも気になるようになります。
「少し痛いかな?」程度の場合、鏡で確認しても僅かに赤みを帯びているように見えます。この段階が口内炎の初期段階です。そしてだんだん大きくなると、次第に痛みをひどくなってきます。一度治ってもまたすぐに再発することもあり、体質や体調によって左右されることも多いようです。
口内炎で一般的によく見られるのは「アフタ性口内炎」と呼ばれるものです。
残念ながら原因は不明です。特定の原因でなるというよりも、体質や体調、体の抵抗力などのバランスが崩れやすい、睡眠不足や疲労、ストレスなどが原因で、現れることが多いようです。
1~10mm程度の円形かそれに近い形です。中心が白っぽくみえ、その周囲は赤い色で囲まれたようになっています。数個が同時に現れることもあり、多発性口内炎と呼ばれます。
口の中の歯以外(歯茎、粘膜、舌、唇など)部分のどこにでもできる可能性があります。よく見られるのが頬の粘膜や舌の側面、下側などです。
小さいうちは、違和感が若干ある程度ですが、大きくなると食べ物や舌で触れただけでも痛みます。このため子どもの場合は、症状を的確に伝えることが出来ずに食欲がなくなったり、水を摂るのも嫌がることがあるので脱水に注意します。
アフタ性口内炎は原因不明のため、原因を治療することで完全に治癒するといった治療法はありません。症状が現れてから治療を行なう対症療法が中心です。
案外口内炎が悪化したとロコクリにいらっしゃる患者さんも多いんです。痛みなど気になられればお気軽にロコクリで診察できますのでご連絡くださいね!