タイトル:紅茶で虫歯予防?!
神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
みなさん紅茶で虫歯予防ができるって聞いたことはありますか?
どうして紅茶が虫歯予防に効果的なでしょうか?
なんと、紅茶自体の持つ成分の働きや含まれる物質が虫歯に効果的なのです!!
まず、カテキン・フラボノイドといった成分はどこかで耳にしたことがあるかと思います。
カテキンはヘルシアでお馴染みの体脂肪を分解する働きで一躍有名になりましたが、それ以外の成分の働きに関しても負けず劣らずすごいんです(^^♪
歯の歯垢には虫歯菌が繁殖しやすく、それが間接的に虫歯の原因になります。放置された歯垢は固くなって歯石になってしまい、歯医者さんで専用の機械を使って定期的にお掃除する必要がありますよね。
紅茶のカテキン・フラボノイドといった成分には、歯に歯垢が溜まるのを防いでくれるという働きがあるのです。
ご家庭の歯ブラシのケアだけでは出来る範囲があるので、この紅茶の歯垢を溜めないという働きは非常に有意義です。
また、紅茶の成分であるタンニンには、フッ素が含まれています。このフッ素は歯のエナメル質を守ってくれます。最近の歯磨き粉にはほとんどフッ素が含まれているのはこのためで、昔よりも虫歯になる人が減少していることの理由のひとつに、フッ素入り歯磨き粉の普及が挙げられるほどです。
ただ、いいことばかりでもありません。紅茶に含まれる色素は過剰な摂取で歯に色を付け、黄ばみなどの原因になります。
なので、虫歯予防のためには量を飲むというのでは無く、食後に何口か飲む感覚がちょうどよいかもしれません。
そして、紅茶にはカフェインが含まれるので、夕食の後に虫歯予防にと摂取すると、睡眠の質の低下につながることもあります。なので、基本的には眠る6時間前ぐらいまでの摂取にするのがよいでしょう。
イギリスのアフタヌーンティーなど、間食のお供に紅茶を飲むのは、こういった虫歯予防の点や眠る時間との兼ね合いからも合理的なものとなっています。
この他にも紅茶には殺菌・消毒作用があることが分かっています。これは主に風邪やインフルエンザの予防という点で重視されていますが、虫歯菌も殺菌されていると考えることもできます。
ステイホームでお家での午後の素敵なひとときを虫歯予防を兼ねて紅茶を飲んでゆっくり過ごすというのもいいかもしれませんね。
ロコクリの慎哉先生もスタッフも紅茶好きが多いのでご来院の際は、おすすめの紅茶のお話を是非させてくださいね(^^)