神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
子どものころ、ご両親や大人たちから「コーラばっかり飲んでると歯が溶けるよ!」と言われたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、これって本当のことなのでしょうか。今回も引き続き、炭酸飲料と歯との関係についてお話したいと思います。
では、歯を溶かさないためにはどのような対策が必要でしょうか?
酸や糖は歯にとって良くないと言っても、身体にとっては必要な栄養素でもありますので、摂取しないわけにはいきません。 そこで、虫歯にならないように上手に摂取することが大切になります。
具体的には、
・酸性度や糖分の高い食べ物を摂取した後は、お茶や水などで口をゆすぐ。
・だらだら食いや間食を避け、規則正しい時間に食事をとる。
・よく噛んで食べる(唾液の分泌を促進し、再石灰化を促す)
などが挙げられます。
ちょっとした工夫で虫歯リスクを下げることができますので、ぜひ実践してみてください。
飲食以外でも、歯が溶かされてしまうことがあるんです。
今までのお話で、コーラなどの炭酸飲料やその他の食品により、歯が溶かされてしまう原因をご紹介しましたが、実は、歯が溶かされてしまうのは食べ物や飲み物だけが原因ではありません。
・逆流性食道炎、拒食症などの内的要因
飲み物や食べ物など「外因性」の原因以外にも「内因性」の原因によって酸蝕歯は引き起こされることがあります。
内因性の酸蝕歯の場合、その主な原因は胃液です。
胃液のpH値は1.0~2.0と非常に強い酸性のため、これが口の中に流れ込むことによって酸蝕症を引き起こしてしまうことがあるのです。
逆流性食道炎や拒食症、アルコール中毒、摂食障害などで嘔吐などを引き起こすと、胃液が口の中に逆流し、歯を溶かしてしまう原因になります。
このように、歯におこる悪影響はお口の中の問題だけではなく、全身の健康とも深く結びついていることも多々あるのです。
・歯ぎしりや食いしばりによる歯のすり減り
酸蝕歯とは異なりますが、歯ぎしりや食いしばりの習癖があることによって歯のすり減りが目立つ患者さまも非常に多くいらっしゃいます。
また、このような歯ぎしり、食いしばりの習癖と酸蝕歯の症状が重なると、歯へのダメージも非常に大きくなってしまうので注意が必要です。
まずは歯科医院で検査をしてもらいましょう!
一言で「歯が溶ける」と言っても、実はその原因がさまざまあります。
歯が溶けてくると、歯の表面の白いエナメル質の層が薄くなり、歯が黄ばんだように見えたり、虫歯や知覚過敏などのトラブルを引き起こしやすくなります。
歯の溶け始めもそうですが、お口の中のトラブルは、初期段階ではなかなか気が付きにくいもの。定期的に歯医者さんに通い、検査やメンテナンスをしてもらうようにしましょう。