神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
コロナウイルスの感染者数がまた増えていって、心配な日が続きますね。ロコクリでも消毒・換気を徹底してコロナ対策をしております。今回は虫歯や歯周病、過剰な咬み合わせの力などで歯を抜かざるを得なくなってしまったときの対応についてお話したいと思います。大切なご自身の歯を失うのはとてもショッキングなことだと思います。ですが、早めに歯医者に行き、適切な治療を受ければそのダメージを最小限に抑えることができます。一方、もし万が一そのまま放置してしまうと様々な弊害を引き起こしたり、治そうと思っても余計に治療費がかかってしまうことがあります。ではまずそのまま放置してしまった場合のリスクについて説明したいと思います。
歯を失ってそのまま放置は危険!
ここでは歯を失ってしまってそのまま放置した場合、起こりうる症状とそのリスクについて説明したいと思います。一本くらいなくなっても別に歯医者に行かなくても問題ないだろうと思っていると様々な問題が生じてきます。
咬み合わせの異常
歯を失った場合に早期に現れる症状として、本来咬み合ってくる歯が伸びてでてきたり、失った歯の両脇の歯が傾いてきます。あまりに傾いたり、伸びていたりすると矯正が必要になったり、すぐ治療していれば必要なかった神経治療が必要になってくることがあります。また長期間の放置になると全体的な咬み合わせにも異常が生じることで顎関節にも悪影響です。
機能面の異常
歯には様々な機能があります。まず食べ物をかんで消化を助ける作用です。一本失ったくらいでは大きく変わらないと思うかもしれませんが、舌をつかった食べ物の流れが悪くなったり、咀嚼もしづらくなり、そうなると反対側で咬む癖がつき顎関節にも悪影響です。また部位によっては発音にも障害が生じ、息が漏れるような感じになります。
顎骨の異常
歯がなくなるとその部位の骨が下がります。それを長期間放置してしまうと後々の治療が難しくなったり、インプラント治療を希望した場合、人口の骨を足す処置が必要になったりします。
審美的障害
歯を失うことで見た目へも問題がでてきます。例えば歯がないことでうまく笑えなくなったり、頬や口元の張りがなくなりしわが目立つようになるなどです。特に前歯を失った場合は顕著でしょう。
見た目への影響がでることで気分が落ち込んでしまうなどの精神的な障害がでることもあります。