みなさん、歯の詰め物が取れてしまったらどうしていますか。仕事や学校が忙しくてすぐには行けないときもありますよね。かかりつけの歯医者の予約がなかなか取れないこともありますよね。
今回も引き続き歯の詰め物が取れてしまったときの対応方法と歯科医院に行くタイミング、詰め物が取れる理由について説明します。
そもそもなぜ詰め物が取れてしまったのでしょうか。引き続きお話していきます。
●詰め物に繰り返し圧力がかかったから
歯ぎしりをする癖がある人は、詰め物がある歯もギシギシとこすってしまいがちです。毎日繰り返して圧力がかかっていると、しっかりとつけたはずの詰め物も摩擦に耐えきれず、取れてしまいます。
とはいっても、歯ぎしりは寝ている間にしますので、自分が歯ぎしりをしているかどうかは分かりませんよね。家族がいれば尋ねることができますが、同じ部屋で寝ている家族がいない場合や一人暮らしの場合は、なかなか自分のことでも分からないものです。
詰め物を治すついでに歯医者さんに「私は歯ぎしりしていますか?」と尋ねてみることができるでしょう。歯医者さんは、歯のこすれ具合から歯ぎしりをしているのかどうかを見分けることができますし、奥歯の様子から歯を食いしばる習慣があるのかどうかも教えてくれますよ。
歯ぎしりする習慣があることが分かったら、歯のすり減りを予防するためにも、マウスピースを作ることが勧められます。保険適用が可能なマウスピースもありますので、5千円程度の負担で、歯を摩擦と衝撃から守ることができます。
●接着剤が取れたから
歯と詰め物をくっつける接着剤が取れてしまい、詰め物が外れてしまうことがあります。土台となる歯が虫歯になっていないのなら、再度接着剤で付けるだけで治療が終わりますので、何度も通院する必要はありません。
●詰め物自体が劣化したから
歯の詰め物には寿命があります。丁寧にケアすることや歯ぎしりなどの圧力をかけないことで寿命を延ばすことができますが、それでも数年~十数年で寿命が尽きてしまいます。特に銀や歯科用レジン(プラスチック系の素材、保険適用になることが多い)などは劣化しやすいため、セラミックやジルコニアよりも取れやすいことが多いです。
痛みなどがないときは緊急性を感じないかもしれませんが、取れた詰め物を放置することで虫歯や歯周病、噛み合わせ異常などのさまざまなリスクにさらされます。すぐに歯医者さんに電話をかけ、治療の予約をするようにしましょう。ロコクリにお気軽にご連絡くださいね!