こんにちは!
岡本歯科ロコクリニック、院長の池澤です(^ ^)
今日は『外来環』について、書いてみたいと思います!
そもそも外来環というものは略語です。
正式には、
『外来環』 = 『歯科外来診療環境体制加算』
と呼ばれるものなのですが、
これがどういうものかというと、以下のように定義されてる基準のことです。
『歯科外来診療環境体制加算1(外来環1)』とは、歯科診療時の偶発症など緊急時の対応としての装置・器具の設置などの取り組みを行っている施設にて算定いただける施設基準です。
すごくわかりにくいですよね?(笑)
要は、治療中に意識を失ったりとか、急性アレルギーで血圧や脈拍、呼吸がおかしくなったりとかいろんな偶発症が起こりうるので、救急車が来るまでの間、ちゃんと対応できる準備をしてますよ!
っていう施設のことなのです。
逆に言うと、これがないっていうのは、緊急時の対応が遅れるので、命の危険につながることもあります。
実は、テレビで言われていたのですが、『いい歯医者さんの見分け方』の1つに、
この外来環という基準を持っている医院かどうか
というのが挙げられていましたので、歯医者選びの参考にしてみてください!
あなたのかかりつけ医にも、この基準があることを祈ります。
ちなみに、世の中の歯医者さんの10%ほどしか、この登録はされていないようなので、90%もの医院がこの準備をしていないということですね!
かなり怖いです。
また、その基準を満たす条件として、以下のようなものが挙げられています。
1所定の研修を修了した常勤の歯科医師が、1名以上配置されていること
2歯科衛生士が、1名以上配置されていること
3緊急時の初期対応が可能な医療機器(AED、酸素ボンベおよび酸素マスク、血圧計、パルスオキシメーター)を設置していること
4診療における偶発症等緊急時に円滑な対応ができるよう、別の保険医療機関との事前の連携体制が確保されていること
5歯科用吸引装置
6当該保険医療機関の見やすい場所に、緊急時における連携保険医療機関との連携方法やその対応等、歯科診療に係る医療安全管理対策を実施している旨の院内掲示を行っていること
となっています。
このように、医療現場として当たり前の設備があるかないかということが基準になっている感じです!
もちろん、AEDも必要なので、僕たちも持っています。
これに関しては、岡本商店街で何か起こったときに貸し出すことも可能です!
サマーフェスティバルなどのイベントのときにも、貸し出せますので、遠慮なく仰っていただければと思います!