タイトル:子供の定期健診って必要?
神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
皆さんは、お子さんの歯の定期健診に行っていますか?
定期健診といっても、学校や幼稚園・保育園などの集団で実施される歯科検診のことではなく歯医者さんでの定期健診です。
「え?こどもに定期健診って必要なの?」
という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
お子さんの場合は乳歯や永久歯が生えるなど、成長によってお口の中が変化するため、定期的に健診を受けることがとても重要です。
お子さんを歯医者さんに連れて行ったことがある方なら、一度は「定期健診に来てくださいね」と言われたことがあるのではないでしょうか?
「その後、症状が悪化していない」
「学校や幼稚園・保育園の歯科検診で異常と言われていない」
「ついつい忘れてしまう」
などの理由で、定期健診に行かない方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、お子さんのお口の健康を守るためには、定期健診がとても重要です。
特に子どもの場合は、成長するにつれて歯が増える・生えかわるなど、お口の中が次々と変化していきます。
その変化の中で、むし歯や歯並びなどに関するトラブルが起きるケースもあるため、お子さんのお口の状況を定期的に確認し、健康状態を維持することが大事なのです。
お子さんのお口の状態にもよりますが、基本的に3か月に一度の定期健診をすることが必要です
「たった3ヶ月でむし歯ができるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、お子さんの入学や入園、習い事など生活や環境の変化によって、前回の健診では見られなかったむし歯が見つかるということもあるため、たった3か月でも注意が必要です。
定期検診では実際にお子さんのお口の中を診て、健康状態を確認します。
乳歯や永久歯などのお口の成長による変化のほか、むし歯や歯肉炎、噛み合わせの異常などのトラブルがないか、目視によるチェックを行います。
必要に応じて定期的にレントゲンの検査を行い、目で見ただけではわかりにくい歯と歯の間にできたむし歯の確認のほか、これから生えて来る永久歯に異常がないかを確認します。
また、お子さんのお口の成長に合わせて、ご家庭での歯磨きに関するアドバイスをもさせていただきます。磨き残しが見られる部分や歯の形状によって、歯ブラシの当て方やコツなどをお伝えします。
学校や幼稚園・保育園では、集団による「歯科検診」が必ず行われています。
そのため、「集団歯科検診で歯医者さんに診てもらっているのだから、わざわざ歯科医院に行かなくてもいいだろう」と考える方も多いかもしれません。
しかし、同じ「けんしん」という響きでも、実は集団で行われる「歯科検診」と「定期健診」では、目的が全く異なります。
集団での歯科検診では、お口の中に異常があるかだけを確認しています。
それによって、歯科医院の受診が必要かどうかのふるい分けが目的であり、
健康状態を維持するためのものではありません。
しかも、集団での歯科健診では歯科医は一度に多くの子どもたちを診ることになり、一人一人を細かく診ることは不可能です。
むし歯の初期段階は、目で見ただけでは判断が難しい場合もあるため、「歯科検診では問題ないと言われていたのにむし歯があった!」ということも珍しくはありません。
お口の健康状態を良好に保つためには、歯科医院で定期的に健診を受けることをオススメします。
また、小さな頃から定期健診が習慣となっていれば、お子さんが大きくなって親の手を離れた後でも、自主的に歯科医院を受診するでしょう。
今のお子さんの歯を守ることはもちろん大事ですが、子どもの頃からお口の健康を維持する意識付けをすることで、お子さんの将来の歯まで守ることができるのではないでしょうか。