神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
ガム噛みの作用で血液中のリンパ球がグンと増えて免疫力がアップすることが明らかになってきました。
今回は、「ガム噛み」でストレス緩和し、免疫機能を活性化させよう!というお話をしたいと思います
ガム噛みをするとストレスによる交感神経の活動が抑制され副交感神経が優位になりリラックス効果がもたらされます。
この作用によって免疫機能を司るリンパ球が増えガンの原因、活性酸素を出す好中球が減ることがわかりました。
早期発見も大切ですが、ガンの予防するいい方法はないでしょうか?
リンパ球には病原体に感染した細胞を探し出す「キラー細胞」、抗体を作って病原と戦う「B細胞」、病原体の侵入を知らせて手助けする「ヘルパー細胞」、そしてガンを殺す「ナチュラルキラー細胞」などがあります。これらのリンパ球が働くことで細菌、ウイルス、ガンの細胞の脅威から体を守ってくれるのです。
普段の食事でもよく噛み、ガム噛みしましょう。
食事をよく噛むことは健康にいいと度々言われていますがなぜ噛むことと健康が関係しているのかいまいち理解できていない人は多いはず。よく噛めば『がん』も予防できるという話もあるそうです。そこで今回はよく噛むことが重要である理由にせまってみましょう。
唾液にはペルオキシターゼをはじめとした12の酵素が含まれています、ペルオキシターゼには食品添加物や魚の焼け焦げなど殆どの発ガン性物質に対して作用を抑える働きがあるだけでなく老化現象などの体に悪影響となる活性酸素を抑える効果があります。
そのためよく噛むことで唾液の分泌が促されるとがん予防や老化防止に効果的と言われているのです。
よく噛むと一言で言っても一体どのくらいなのかがわかりづらいですよね。目安としては30~50回くらいがいいと言われているのでゆっくりと時間をかけて食事をすることを心がけると良いでしょう、ついつい早く食べがちという人は誰かと一緒に食事をする、テレビを見ながら食事をするなどして食事に時間をかける習慣を心がけてみるのも一つの手です。
卑弥呼の歯がいーぜとはよく噛むことのメリットを表した標語です。
頭文字の8つが各メリットを表していますので覚えておくと便利です、まずは大人がその意味を覚え子どもに教えてあげるといいでしょう。
1、「ひ」―「肥満防止」食べ過ぎを抑える効果があります。
2、「み』―「味覚の発達」食べ物の形や硬さを覚え味覚が鋭くなります。
3、「こ」―「言葉の発音」顎の発達が促され表情や言葉の発音がよくなります。
4、「の」―「脳の発達」脳に流れる血液の量が増えて物忘れ予防や脳の発達につながります。
5、「は」―「歯の病気予防」唾液がたくさん出るので虫歯や歯周病予防ができる。
6、「が」―「がん予防」唾液に含まれる成分が食品の発ガン性を抑えます。
7、「い」―「胃腸の働きを促進」消化酵素の分泌を
促して消化を助ける。
8、「ぜ」―「全力投球」歯を食いしばって力を入れることができます。
よく噛むことのメリットは非常に多いもの。
ぜひ、今からでも遅くないので毎日よく噛むことを習慣にするように心がけてみてくださいね。