しっかり噛めないお子さんの食事のお話

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
噛むことを目的とした食品の選択には、大豆のように固いが、一度、噛みくだくと食べやすくなるものと、するめのように、長時間噛まないと飲み込めない物がありますが、どちらが歯や顎にとってよいのでしょうか。
①咀しゃくは、食べ物をよく噛むと唾液腺が発達し、分泌量が増え、食べ物の消化吸収を助けます。また、唾液の中には、細菌や外部異物の殺菌に働くリゾチームが含まれ、食べ物をよく噛んで唾液とよく混ぜ合わせると、細菌の防御にもなります。
②噛むことによって、自律神経の副交感神経が優位となり、消化液が分泌され消化が促進されます。
③胃に食べ物が入ると、コールシストキニンが分泌され、満腹中枢が刺激され、満腹感が得られます。この作用には、時間がかかるので、よく咀しゃくすると食物成分の消化吸収を高めるほか、血糖上昇を早めて、満腹中枢が早く刺激され、過食を防ぐ効果につながります。
さらに、咀しゃくは、摂食に伴うエネルギー代謝の上昇反応を強めて、エネルギーの消費を促進するので、肥満の予防効果にもなります。
甘い菓子や飲み物で空腹感を満たすと咀しゃくすることがないので、エネルギーの過剰摂取になると同時に、むし歯の原因にもなるので、注意しなければいけません。
一般には、ひと口30回を勧めますが、食べ物によっては、噛み続けているうちになくなってしまいます。子どもの場合は、いつまでも、噛むことによって口中の唾液があふれ、飲み込みができなくなる状態もあるそうです。
20回位しか噛まない場合は、全体的に、消化の良い食品、脂肪やすじの少ない肉や豆腐、繊維の少ない野菜(ほうれん草、にんじん、大根)などで、調理もミンチにしたり細かく切るなど、噛む操作の不足を補うようにします。ひと口で20~30回噛めるようになったら、少し固めの食べ物を入れるようにします。たとえば、生野菜のサラダとか。煮物にきのこやこんにゃく、レンコンなどを加え、切り方も噛まないと飲み込めないような大きさにします。良く噛むことができるようになったら、繊維の多い食品(ごぼう、切り干し大根、きのこ類、海藻類)を使って、料理をすると、歯や顎の発育を促してくれます。
みなさんもお子さんの成長に合わせた献立を考えてみましょう!
お子さんのお口の状態が気になられる方はロコクリにお気軽にご相談くださいね!

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