神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
歯の定期検診は、どんなタイミングで受けたらいいのでしょうか?
定期検診を受けるおすすめのタイミングについて、お話したいと思います。
歯の定期検診、受けていらっしゃいますか?面倒だから行っていないという方も、いらっしゃるかもしれません。自分で歯磨きをしていれば、大丈夫だと思っている方も多いでしょう。
しかし、歯科医療従事者だって、歯磨きだけで100%汚れを落とせるわけではありません。日々の歯磨きだけでは、歯周病や虫歯の原因となるバイオフィルムを取り切ることはできないのです。そのため、定期的にプロのケアを受けています。
また、もし虫歯や歯周病などになってしまったとしても、定期的に検診を受けていれば初期の段階で発見することができます。初期の治療なら簡単に終わりますので、結果的に時間やお金の節約にもなります。ぜひ、定期検診を受けましょう。
定期検診を受けるタイミングは、人によって違いますが、基本的には3~6ヶ月に一回くらいがおすすめです。 3~6ヶ月に一回検診を受けていれば、95%の方は高齢になっても自分の歯で食事ができるというデータもあります。
ただ、お口の状況は人それぞれ違います。そのため、お口の状態を総合的に判断して、定期検診のタイミングを決める必要があります。
①歯周病の方
歯周病の方は、歯や歯茎の状態によって変わってきますが、1ヶ月~3ヶ月ごとに定期検診を受けると良いでしょう。
歯石が付いていたり歯肉が腫れている状態の時は、2日に一回や一週間に一回施術を受け、症状が落ち着いたら1ヶ月後、状態が良ければ2ヶ月後というように、徐々に定期検診の間隔を伸ばしていく場合が多いです。お口の状態によっても違いますので、かかりつけの歯科医院で聞いてみましょう。
②歯の汚れが気になる方
歯の汚れが気になる方は、3ヶ月に一度くらいプロのケアを受けると、きれいな歯を維持できるでしょう。
歯ブラシではなかなか落としきれない汚れ、茶渋やタバコのヤニなどがついてしまう前に、歯のクリーニングをすると汚れが定着しにくいです。また、クリーニングしたあと歯がツルツルしているうちは、着色汚れがつきにくいというデータもあります。こまめに歯のクリーニングを受けましょう。
③妊婦の方
基本的にはいつでも検診を受けることができますが、できれば安定期に定期検診を受けましょう。悪阻が終わった頃(人によって違いますが、だいたい妊娠4ヶ月ごろ)から、妊娠8ヶ月ごろまでがおすすめです。虫歯などが見つかった場合は、治療に何度か通わなければならない可能性がありますので、できれば早めに検診を受けましょう。
特に妊娠中は、ホルモンバランスが変わったり、悪阻で歯磨きが難しくなったりするため、虫歯や歯周病になりやすいです。また、妊婦の重度の歯周病が、早産や低体重児の出産につながるというデータもありますので、ぜひ検診を受けましょう。
④小さなお子さん
乳歯が生え始めたら、定期検診を受けましょう。3~6ヶ月に一回がおすすめです。子どもの歯はまだ未熟で歯質が弱く、虫歯になりやすいです。虫歯になってしまうと特に進行が早いため、定期的にチェックしてもらいましょう。
また、子どもの歯には虫歯予防のフッ素コーティングを推奨します。このフッ素コーティングの効果は、3ヶ月ほどと言われていわれていますので、3ヶ月に一度の定期検診がおすすめです。
⑤普通の方
普段から歯磨きが上手にできている方、歯周ポケットが3mm以下の健康な歯茎の方、歯並びがよい方など、お口が健康な方も、3~6ヶ月に一度は定期検診を受けましょう。