白い詰め物のまわりの着色について

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
「前に治療してもらったプラスチックの詰め物のまわりに色がついてきたけど、また治療を受けないとだめかな?」
「この歯のプラスチックの詰め物、前はもうちょっと白かったと思うんだけど最近黄色くなってきたなぁ」と気になられていませんか?
むし歯の治療に使われる材料は日々進化していて、以前は比較的小さな前歯のむし歯の治療で使われていたプラスチックの白い詰め物が、耐久性が向上したおかげで最近では比較的大きな奥歯のむし歯治療でも使われるようになりました。
プラスチックの詰め物の治療は、歯を必要以上に削る必要がなく、見た目も歯の色に近づけて治療できるというメリットがありますが、時間の経過とともに歯との境界部やそれ自体に変色が認められるというデメリットもあります。平均的には2~3年程度で変色してくると言われています。
色の変化には、プラスチックの材料自体の「変色」と着色物質の「付着」や「浸透」があります。
お口の中の環境はめまぐるしく変わります。日頃のご自身のお食事をイメージしてみてください。温かい飲み物を飲むこともあれば、冷たいアイスクリームを食べることもありますし、酸っぱいものが大好きだからダラダラ食べしてしまっている、なんてこともあると思います。
温度差や酸、アルカリなど環境変化が激しいお口の中は残念ながら詰め物の材料が劣化しやすいです。また、普段の食生活でコーヒー、紅茶、ワイン、カレーなど色素の濃いものを摂取されている場合は表面に色素が沈着していきます。プラスチック容器にカレーを入れるとプラスチック容器に色が残るのをイメージするとわかりやすいと思います。
プラスチックの詰め物の表面の着色であればもう一度磨くと白さを取り戻すことが出来ますが、プラスチックの詰め物自体が劣化している場合や、詰め物の下で虫歯ができていることもあるので、その時はやり変えが必要です。
同じ白い詰め物でもセラミックは陶器と同じ素材で作られていて、汚れがつきにくいのでプラスチックの詰め物よりもむし歯になりにくく、透明感のある自然な白さが続きます。
アンティークのカップやお皿が100年以上経ってもキレイなままなのは陶器だからです。
ロコクリではむし歯治療を受けられる際、お口の中の状態と患者さんのご希望を十分考慮したうえで、素材を決めております。素材を選ぶ際は治療終了後のご自身のお口の状態をイメージしていただくことをお勧めしております。
この歯の詰め物の着色って取れるかな?昔治療したところの変色が気になる!というようなお悩みがあれば是非一度ロコクリにご相談ください。

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