神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
みなさん、歯ブラシをしていて歯茎から血が出ることはありませんか?
歯茎から血が出る場合、お口の中や全身に何らかの異常が生じている可能性があります。歯茎に起こる様々な症状は、いくつかの原因が考えられています。①大きな虫歯があり、歯茎の中まで虫歯が進行している。②歯の被せ物がうまく合っておらず、歯茎を圧迫している。③歯周炎や歯周病など歯茎の病気で歯茎が炎症を起こしている。などですね。
虫歯や被せ物が原因の場合、出血が特定の場所からしか起きないのが特徴です。3つの原因の中で特に多いのは、炎症箇所からの出血です。実は歯茎からの出血の原因のうち90%以上が歯周病によるものです!
歯磨きが不十分な場合、汚れが歯茎と歯の間にたまり、汚れについている細菌が歯茎に入ろうとします。細菌の侵入を防ぐために血液が積極的に白血球を歯茎に集めます。そのため血液がたまり炎症を引き起こし、歯肉炎や歯周病となります。血液がたまった炎症箇所は刺激に弱く、歯磨きなどの刺激を加えることによって出血します。その他、歯茎の炎症は糖尿病や白血病、更年期、ビタミンC欠乏症などで起こることもあります。歯茎からの出血は早めに治療を受けるべきサインです。
歯茎の病気にも段階があります。
歯肉炎は細菌を含む歯垢が、歯や歯茎に蓄積することで進行します。蓄積された歯垢から放出される毒素によって、歯や歯茎が次第にダメージを受け過敏になって炎症を起こして腫れます。
歯肉炎が長引くと、さらに深刻な症状と深刻します。
放っておくと、さらに危険な歯茎の病気である歯周炎になる場合があります。歯を支えている骨が歯茎の病気によって感染し破壊され、歯を失ったり、歯茎からの出血が多くなったり、また口臭が発生したりすることがあります。
多くの場合、軽度の歯茎の症状は見た目にはわかりにくく目でも確認できません。しかし、お口や歯で変化を感じたら歯医者に相談して下さい。
自宅で正しいお口のケアを行わなければ、歯周病は進行するリスクが高まります。歯茎の病気はブラッシングとは関係のないその他の因子により起こる事もあります。
例えばたばこを吸う方は歯肉線に沿って症状がよく見られます。実際、たばこを吸う方は吸わない方の2倍も歯周病になりやすいです。
なので、そうなる前に歯科へ通院し、正しいブラッシング指導を受け、治療の効果を最大限に高めて下さい。
そして定期的に検診をし、いつまでも健康な歯でいるために、清潔なお口の環境を一緒に整えていきましょう。
何かありましたら、お気軽にロコクリにご相談してくださいね。