神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
引き続き、スポーツによる歯の損傷を防ぐためにどのような措置を取ることができるのかお話していきます。
歯の折れた部分がない場合は、歯科用レジン(プラスチック)で作ってもらうことができます。歯科用レジンは保険対象内ですので、1本3000円~5000円ほどで完成します。ただし、プラスチックですので、時間が経過すると色が黄ばんで周囲の歯の色から浮いてくる可能性があります。前歯は目立つ場所ですので、できれば自然な透明感のある歯を選びたいという方もいるでしょう。そのような要望があるときは、セラミックを使って歯を作成してもらうことができます。セラミックは時間が経っても黄ばみませんので、白い歯をキープすることができます。ただし、セラミックは保険適用外ですので、1本当たり8万円~15万円ほどかかることがあります。
歯の頭の部分が全て折れている場合は神経が損傷を受けているので、まずは神経の治療(根管治療)を行います。根管治療が終わったら、土台で補強し、クラウンをかぶせます。
この場合も、歯科用レジンを用いるクラウンの場合は保険適用内となりますので、1本当たり5000円ほどの負担で治療を行うことができます。審美的に問題があると判断するときは、セラミックを用いての治療となり、1本当たり8万円~15万円ほどかかります。
歯茎の中で歯の根が折れてしまっている場合は、折れてる位置によって、その歯を残せるか抜くかが決まります。歯を残せる場合は根管治療を行い、土台とクラウンで治します。根っこに目に見えないヒビが入っていると、隙間から細菌が入って感染症を引き起こし、腫れや痛みなどの症状が出てしまうこともあります。数年後に感染症にかかるということもありますので、治療がうまくいったと思っても再治療が必要になることもあります。
折れた部位や歯根部の状態によっては、矯正の力を使って歯の根の部分を引っぱり出して、それを土台にしてクラウンを被せるという治療法もあります。その場合は、歯の部位や被せる素材によっても価格は変わりますが、矯正治療込みで10万円~35万円ほどかかります。
スポーツにけがは付き物だといっても、なるべくなら歯に損傷を受けたくないですよね。歯を打撃や衝撃から守るためには、何をすることができるでしょうか。
歯が前に反っている場合や歯茎全体から出っ歯になっている場合は、前方に倒れたときに歯が折れたり欠けたりしやすくなります。歯列矯正を行うことで歯の出っ張った部分をなくすと、スポーツによる歯の損傷もある程度防ぐことができるでしょう。もちろん、見た目も良くなりますので、気になる方は矯正治療を実施している歯科医院で相談してみてください。
ボクシングなどの格闘技では標準的に用いるマウスガード。歯の損傷を予防したい場合は、他の競技を行うときも用いることができます。ロコクリでもお作りすることができますよ♪
マウスガードはプラスチックでできていますので、高温の場所に置いておいたり踏んだりすることで形が変わってしまうことがあります。また、口内に入れて装着しますので、細菌が付着していると感染症のリスクを高めてしまいます。丁寧に水洗いしてよく水分をとってから、専用のケースに保管するようにしましょう。
歯が欠けたり折れたりすると、精神的にもかなり大きなダメージを受けます。状況に応じて接着剤や歯科用レジン、セラミックなどで修復するなど、様々な治療法がありますので、慌てる必要はありません。欠けた歯で口内に傷を付けないように注意し、すぐに歯科医院に向かいましょう。何かあった場合はロコクリにご連絡くださいね!