神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
今回も引き続き、子供がものを飲み込めなくなる嚥下障害について、その症状にはどのようなものがあるのか、また対策などについてお話していきたいと思います。
では、そんな子供の嚥下障害の対策にはどんなものがあるのでしょうか。子供の嚥下障害を予防、または改善するためには、まず日頃から「よく噛む」ということが大事で、それにより自然に「飲み込む」力もついていきます。そのためには次のようなことを実践してみると良いでしょう。
① 口を閉じて噛むようにする
口を閉じて食べることはマナーの面でも大切ですが、それと同時に噛む筋肉や顎が強くなります。
② 飲み物や汁物で食べ物を流し込まない
食べ物をきちんと噛み砕かずに液体で流し込む癖がつくと、水分がないと飲み込めなくなってしまいます。飲み物や汁物は食べ物をきちんと飲み込んだ後に口に入れさせるようにしましょう。
③ やわらかいものばかり食べない
加工食品は極力控え、噛む必要のあるものを食事内容に組み込みましょう。食物繊維の多い野菜、きのこ類、海藻類、こんにゃくなどは積極的に取り入れましょう。また、丸のみできないくらいの大きさに切ったり、ある程度の硬さにしたりしてかじり取らせるようにする工夫も大切です。すでに飲み込みづらいお子さんは、細かく刻んだものからだんだんと噛むことに慣れさせ、段階を踏んでだんだんと大きくしていく、というようにすると良いでしょう。
④ 大人もよく噛んでいる姿を見せる
子供によく噛ませるためにはまずは大人がお手本を見せることも大事です。子供は真似をすることが好きなので、親が噛んでいる姿を見ているうちに自然に噛めるようになることも多いものです。
⑤食事時間はゆっくり取り、楽しい時間にする
よく噛んで食べさせるためには食事時間をゆっくりと取り、食べることが楽しいと思える時間にしましょう。急かして食べさせるとあまり噛まずに丸のみして食べることにつながってしまいます。
噛んだり飲み込んだりする力をつけることは、顎やその周囲の筋肉の発達に大切なものですが、全身の健康や脳の発達にもつながってくることがわかっています。ぜひ、お子さんの食事内容や食べ方に注意を払い、噛む力、飲み込む力をきちんとつけてあげるようにしていきましょう。お子さんのお口のことで何か気になることがある方はロコクリにお気軽にお問合せくださいね!