神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
今日は大人のむし歯についてお話していきますね。
みなさん、むし歯というと「奥歯の噛むところ」が黒くなり穴があくイメージが強いのではないでしょうか?
実は大人の方では他にもむし歯になるリスクが高い所があります。それが、《歯の根元》なんです。これは、歯科の専門用語でいうと根面う蝕と言います
根面う蝕は若い人には少なく、年齢が高くなるにつれて多くなるむし歯と言われています。何故大人のほうがなりやすいむし歯なのか…それにはいくつか理由があります。
●原因1
歯周病や間違った歯磨きによる歯茎の退縮
→歯周病は歯の周りの組織を壊して、歯を支える土台となる骨を溶かしていきます。
すると、歯茎に覆われていた歯の根元が露出されます。露出された根元はとてもむし歯になりやすく、進行も早いです。
間違った歯磨き(歯磨きの圧や歯ブラシの毛先のあてる方向が違う)でも歯茎は退縮していきます。
●原因2
被せ物や入れ歯が多い
→被せ物や詰め物と歯の境目はまたむし歯になりやすいです。
また被せ物や詰め物の他にも、ブリッジや入れ歯のバネの部分は歯磨きが難しいため汚れが残りやすいです。
●原因3
身体機能の低下
→歯ブラシが上手く動かせなくなったり、長い時間の歯磨きが疲れてしまったりします。
●原因4
薬の服用
→年齢を重ねると様々な病気の薬を服用することが多くなると思いますが、
薬の副作用で口が乾燥したりむし歯を予防してくれる唾液の量が少なくなります。
●原因5
生活習慣
→大人になり自由に食事することによって、甘いものやむし歯になりやすい酸性の食べ物を好きな時に
好きなだけ食べるような食事をすることによって、むし歯が進行します。
これだけではなくて、他にも様々な原因が関係していることがありますが、これらの原因に心当たりがある場合は、ご自身で意識して頂いたり、ロコクリにお気軽にご相談くださいね。一緒にお口の健康をしっかりと守っていきましょう。今むし歯がない方も、定期的に歯科検診をして、変化がないかチェックしていくことも大切ですよ!