神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
さて、ロコクリには小さなお子さん連れの方や妊娠中の方など、色々な世代の方がいらっしゃいます。
今日は妊娠期の歯のケアについてお話したいと思います。
妊娠中は「歯が脆くなる、ボロボロになる」「歯茎が赤く腫れて血が出る」など、聞いた事はありませんか?
実は妊娠そのものが歯に直接ダメージを与える事はありません。
妊娠期に虫歯や歯茎が腫れるなどの原因として
①つわりがひどくて上手く歯が磨けず、汚れが残っている
②食の好みの変化(甘い物や酸っぱい物を食べたくなるなど)や、食事や間食の回数が増え、口の中が虫歯になりやすい環境になっている
③唾液の量が減る
④妊娠中は女性ホルモンの分泌が増えるため、それをエサに歯周病菌が増える
などが挙げられます。
特に歯周病には低体重児出産や早産との関連があり、妊娠中に歯周病やそれらの悪化を防ぐことはお母さんだけでなく赤ちゃんにとってもとても大切なことです。
歯磨きの基本を再確認してリスクを減らしましょう。
《歯磨きの基本》をご紹介したいと思います。
ポイント①
歯ブラシの毛先を歯と歯茎の間、歯と歯の間にきちんと当てる
ポイント②
毛先が広がらない程度の軽い力で動かす
ポイント③
小刻みに動かし、1~2本ずつ磨く
《つわりがひどい時のお口の中のケア》
歯磨きの際、ヘッドの小さい歯ブラシを使用します。歯ブラシを舌に当てないようにすると嘔吐感を避けやすいです。
また、歯磨き粉は香料や味の強いものは避けるとよいでしょう。
歯磨きが出来ない時はデンタルリンスや水ですブクブクうがいをしましょう。
無理せず、出来ることからやってみて下さい。
子供の歯の元となる歯の芽(歯胚)は乳歯の場合、胎生周目ごろから作られ始めます。
妊娠中の栄養状態は子供の歯の質に影響する事があり、カルシウムやタンパク質など歯に必要な栄養をたっぷり含んだバランス良い食事を摂って丈夫な歯を作りましょう。
何かご質問やご相談があれば、ロコクリまでお気軽にご連絡下さい。何かと大変なことも多い妊娠中も、できることを頑張って、少しでもお口の健康も守っていきましょう!!