噛みしめのお話

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
今回は『噛み締め』についてお話したいと思います。
噛み締めは、別名” クレンチング症候群 ”とも呼ばれています。
みなさんご存知でしょうか?歯は噛んでいないのが正常なんです!
皆さんは、1日で「歯が噛み合っている時間」はどれくらいあると思いますか?
実は、歯と歯は普段は ” 噛み合っていない ” のが正常なんです。常に顎が浮いたように、上の歯と下の歯に隙間が開いています。歯と歯が触れるのは、食事の時と話をするときぐらい。その時間は、1日5分~20分程度と言われています。

●噛み締め(クレンチング)とは?
本当は5分~20分程度の噛み締め。しかしこの何倍もの時間を、なんと無意識のうちに噛み締めている場合があります。無意識と言っても、優しい力ではありません!
大変なことに、食事の何倍もの力で噛み締めてしまうのです。
これを『 噛み締め 』(クレンチング)と言います。
前述の通り、噛み締めの多くが無意識のうちに行われます。自分でも気付いていない方がたくさんいます。
寝ているときはもちろん、起きているときも何かに集中していると知らず知らずのうちに噛み締めてしまっている方は少なくありません。
自覚がないことも多いので、まずは下のリストでセルフチェックを行って頂き、
当たりがある方は歯科医院へご相談ください。
① 歯の噛み合わせ面が摩耗して平らになっている。
② エラの部分の筋肉が張っている。筋肉の痛みを感じる。
③ 歯と歯肉の境目に、くさび状に削り取られたような傷がある。
④ 耳の穴1センチ手前にある、アゴの関節を押すと痛みがある。
⑤ 頬の内側に白い線がある。
⑥  舌のふちに、歯型の痕が付いている。
⑦ 下あごの内側の骨が盛り上がっている。
⑧ 上あごの口蓋(こうがい)の中央が盛り上がっている。
また、噛み締めがなぜいけないことなのか、理由はいくつかあります!

① 歯が擦り減る(咬耗)、割れる。
② 顎が痛くなる(顎関節症)
③ 歯がしみる(知覚過敏)
④ 歯周病が進行する
⑤ 肩こり
⑥ 偏頭痛
噛み締めのチェックリスト、皆さんはいくつ当てはまったでしょうか?
歯科医院に来院されて初めて、ご自身が噛み締めをしていたことに気付く方も多くいられます。
スポーツをされている方は力を入れる際に噛み締めをしますし、責任ある仕事を任される方、緊張を伴う瞬間が多い方も、ストレスから無意識に噛み締めていることもあります。
噛み締めは歯が擦り減るだけでなく、身体への影響もあります。
”あれ?私もそうかも?”と思う方、歯科医院へ一度チェックしに行かれることをオススメします!

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