検診で引っかかったら?

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
みなさん、学校検診や職場の歯科検診で虫歯と言われたこと、ないでしょうか?
中には、歯医者さんで定期検診とクリーニングを受けている方で、歯医者さんでは「虫歯はありません」と言われていたのに、学校検診や職場検診で「虫歯があります!」あるいは「虫歯の疑いがあります!」と言われたことがある人、結構多いのではないでしょうか?
最初に断っておきますと、単純に歯医者さんが悪い!虫歯を見落とした!と考えるのは早合点なんです。
これは、いくつかの要素が絡まっているので1つずつ分解してみましょう。
1.環境の違い
特に学校検診では、懐中電灯とスポットライト1つしかない、ということもザラです。
一方、歯医者さんは診療台に照明の光がついていますね。
一見すると、歯医者さんの方がよく見えるわけですから、検診の先生に比べて虫歯もその分数多く見つけ出す可能性が考えられますよね?
ところが実際は真逆なことが多いようです。検診の場ではお口の中を薄暗い光の下で見ているわけですから、怪しい歯は虫歯と判定しやすいのが実情です。

2.検診では診断基準を厳しめにしている
検診では虫歯判定の基準を厳しめに設定することで見落としをできるだけ防ごうという意図をもって診断しようとするものです。
つまり、制度設計者(=行政)の考えは「検診で厳しくチェックしておいて、歯医者さんのようなお口の中を明るくじっくり見られる環境で確認したら実は問題なさそうだ、大丈夫ですよ!という判定になるなら、それでいいじゃない?検診の結果通り、治療が必要な状態ならなおのことそれで良いわけだし。」ということでしょう。
3.歯医者さんによっても虫歯の診断基準がかなり違う
この点もかなり大きな問題です。ものすごく厳密に判定する先生もいれば、真逆におおらかに判定する先生もいます。
診断、というのはその次に治療をするしない、どんな治療方法をするしない、といったことを考えて決めるために行われる判定です。
虫歯治療もそうで、単に小さく削って詰めるのか、ある程度削ってインレーと呼ばれる詰め物を入れるのか、それとも歯の神経を取らないといけないのか?はたまた、歯を抜かないといけないのか?など診断によって治療方法が変わります。
しかし一方で、歯は一生に4回しか治せない、という原則もあります。(原則であって、実際には5、6、7回と治せる場合もありますが)
だから、厳密に診断し、どんなに小さい虫歯であっても削って治そう、と言いづらい部分もあるのかもしれないです。
具体的なところではC1と呼ばれる虫歯の第1段階がそれです。
C1はWHOも勧告しているとおり、治療してはいけない、とされています。しかし、C1であっても虫歯とカウントして患者さんに説明している先生が多くいらっしゃるのも事実です。
こうなると、あとは患者さんに考えていただいたうえでご判断いただくほかない部分もあるかと思います。
何か気になられたら、とりあえずロコクリまでお気軽にご相談くださいね!

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