歯医者に行ったら歯が痛くなった?!

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
みなさん、「歯医者さんに行って治療を受けたら歯が痛くなった!」という経験をされた方はいませんか?実はこれは歯医者さんにとっても悩みの種だったりします。
治療後に歯が痛くなるケースは治療前から慢性炎症があった場合がほとんどかと思います。
そのうち、虫歯菌が既に歯の神経まで入り込んでいたというケースは特に起きやすいことの1つです。
多いのが、「治療前は痛くもなんともなかった。そして、虫歯を取ってもらった。そうしたら、歯医者さんに行った後に歯が痛み出した。」こんなケースではないでしょうか?
患者さんからしてみたら、歯医者さんに行ったら何ともなかった歯が痛み出した、という点だけで考えてしまいやすいでしょうから「歯医者さんが悪い」という理屈になりがちでしょうし、無理もないかもしれません。
一方、歯医者さんにしてみたら、虫歯が深かったのだから、いくらちゃんと虫歯を取ったとしても歯の神経を取らないといけない可能性もある、ということは医学上常識なので当たり前に思っている先生が多いかもしれません。
ここに、決定的な両者の差がありますね。
そして同時に大いなる誤解が生まれやすい点です。
患者さんは患者さんで文句を言い、歯医者さんは歯医者さんでちゃんと患者さんに説明したのにわかってくれない、とお互いに不満を持ってしまいがちな場面になりやすいのです。
どうしてこんなことが起きるのか?
それは歯の構造、そして炎症の悪化の過程、何より両者のコミュニケーションの行き違いに理由があるのです。
歯の構造の観点からお話します。
歯の内部である象牙質は象牙細管と言って細い管が無数に空いています。
そして、虫歯菌がこの管の中に侵入し、歯のカルシウム分を溶かして虫歯が
広がっていくわけです。
ところが、虫歯菌の中にはせっかちな者(?)もいるようです。虫歯と歯の神経との間がだいぶ離れているにもかかわらず、なんと歯の神経まで到達する虫歯菌もいるということが明らかになっています。
また、虫歯と歯の神経との距離が近くなれば近くなるほど歯の神経に虫歯菌が侵入している確率は高まりますがこれは自然なことですよね。
もちろん虫歯菌が入ったから神経が必ずしもダメになるとは限りません。そこは物理学的な法則以外に人間という生き物ならではの理屈が別にあるからです。
しかし、虫歯が深ければ深いほど重症であることは間違いありません。
虫歯を全部取った時、幸いにして歯の神経は露出しなかったので歯の神経を温存したとしましょう。
ところが、実はその時に歯の神経に虫歯菌が入っていて、既に歯の神経が治らない臨界点を超えてしまっていたらどうなると思いますか?
これが「虫歯の治療後に歯が痛くなる」メカニズムの正体なのです。
何か気になられることがあれば、ロコクリまでお気軽にお問合せください。

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