神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
「先生、抜歯したら痛いですか?」
年々、こういう質問をする患者さんが増えている気がします。
みなさん、一旦冷静に考えてみてください。抜歯したらそれは痛いに決まっていませんか?だって、歯を抜くんですよ?
抜歯をすると、無傷ではなく、傷がつくのですから、よく考えたら、それは大なり小なりの痛みは出ても全然おかしくない、と思いませんか?
もちろん実際には麻酔もするし、痛み止めと抗生剤を服用することがほとんどです。
(例外は乳歯の抜歯で、これはあまり痛み止めや抗生剤を飲まなくても大丈夫なことが多いですが。)
だから、抜歯したことによる傷で発生する痛みは、これらの薬のお陰で痛くないか、痛みが少なくて済む場合がとても多いものです。
それより気になったのですが、こういう肌感覚といいますか、人間の身体としての感覚を失いつつある現代人が増えていることのではないでしょうか。
例えて言うなら、「歯を抜いたら痛いですか?」という質問は、「転んだら痛いですか?」「石ころを投げられてぶつかったら痛いですか?」という質問と同じ気がするのです。
これはもしかしたら、都会に住む人々独特の感覚なのでしょうか?
というのも、こういう感覚は、本来ならば子供の頃に外で思い切り遊ぶ中で、自然に覚えていくものではないか?と言われていますね。
ただ、都会には緑が少ないですし、土いじり、石ころいじりをする機会は意識しないと難しいことかと思います。
ということで、都会人の皆様にとって抜歯の痛みに関しては、
①抜歯をしたら痛いのが普通ですが、痛み止めと抗生剤を服用すればだいぶ痛みが少なくて済みます。
②重症の歯ほど、痛みが強くなるものです。特に腫れている場合はあえて歯医者さんが歯を抜かない場合もありますが、それは炎症が強すぎて麻酔が効かないことをその歯医者さんが知っているからです。
その場合はおとなしくお薬を飲んで、休養と栄養を取って、炎症が少しでも引いてから抜歯すると痛みが少なくなりますよ。
この2つを覚えておかれると良いかと思います。
もちろん、ロコクリではできるだけ痛みのない治療をできるようにしておりますので、不安や心配、という方も一度お気軽にご来院くださいね!