阪急岡本駅の岡本歯科ロコクリニックの思う『正しいおやつ』

タイトル:正しいおやつって?

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。

むし歯にならないための正しいおやつについて考えてみたいと思います。

そもそも子供に与えるおやつとは本来どんな意味があるのでしょうか?

そしてむし歯との関係はどうなっているのでしょうか?

実は、子供にとってのおやつの意味は、3度の食事を補うためのものなのです。つまり、1回の軽い食事と考えます。そのおやつを甘いものばかり与えていると肝心な3度の食事のとき、食欲を減退させてしまいます。

味覚が発達する3歳くらいまでは、やはりお菓子やチョコレートはあまり食べさせないほうがよいでしょう。味を知らなければ食べたがることもありません。

子供のむし歯はどう防ぐのか?最大のポイントとしては『おやつのあげ方』です。

ポイントがいくつかありますので、ご紹介しましょう。
①量を与えすぎない
②時間をきめて食べる(ダラダラ食いの予防)
③栄養のバランスを考える
④甘いものお菓子類をとり過ぎない
⑤スポーツ飲料やジュースをとり過ぎない
⑥噛みごたえのあるものを与える
⑦買い食いをさせない
この中でも

・スポーツ飲料をとりすぎない

・時間を決めて食べる

この2つが最も重要です。これは虫歯のできるメカニズムを考えるとわかります。

食事をするとお口の中のペーハー(酸性度)が7付近から5以下に下がります。これはお口の中が酸性になっていることを表します。酸性ですから、歯の表面のエナメル質というものが溶けます(脱灰)。
歯の表面が溶ける=むし歯です。

しかし唾液の効果によりすぐに元の中性に戻ります。

これが再石灰化です。
おやつをダラダラと口にしていると、唾液による再石灰化が間に合わず、口の中が常に歯が溶ける状態にあります。こうなるとむし歯の発生です。
1日に同じ量のおやつを食べる場合でも、時間を決めて食べていればむし歯にはなりません。
たとえば三度の食事と一緒にジュースを飲み、その他の時間はお茶、水にしてみる。
こうするだけで、むし歯になる環境が改善されます。
ジュースやお菓子を食べることが悪いのではなく、その食べ方をちょっと注意してみてください。

ここでちょっと乳児のイオン飲料(スポーツ飲料)について・・
イオン飲料は様々なものが販売されています。飲みやすく食欲のないときにも飲んでくれるので、病気のときなど脱水が心配されるときにはとても便利な飲み物です。

しかし、ときどき誤解をされている方がいらっしゃいますので、イオン飲料の利点、欠点についてご説明します。
利点としては、食欲がないときでも飲んでくれる、吸収がよい、糖分が多いので一時的な栄養の補給源になるなど。そして欠点としては、栄養が偏っている(主に糖分)、イオン飲料の味に慣れてしまうと他の物を食べない(偏食)、糖分が理想よりも多すぎるので、下痢することがある、といったことがあります。
またイオン飲料は安全!という間違ったイオン飲料の誤解をされている方もいらっしゃるようです。いいことももちろんたくさんありますが、むし歯や肥満の原因になります。体調が優れない時に飲むのはOKですが、毎日の水・お茶代わりに飲ませるのは非常に危険ですので止めて下さい。

ちなみに、イオン飲料の中には、ちゃんとした経口補水液と清涼飲料水があるので、間違えないようにしてくださいね^_^

熱中症などに効果的なのは、経口補水液です!

虫歯になりやすいのは、清涼飲料水です!

こういったことも含めて、おやつを食べさせる前に、一度ゆっくり考えてみてくださいね(^ ^)

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