歯と体のお話

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
今日は “歯”と“体”についてお話をさせていただきます。
私たち人間の体の一部である“歯”。
他の動物たちもそれぞれ“歯”を持っております。
皮膚や臓器がそれぞれ違うように、“歯”もまた動物によって形も本数も異なります。
“歯”一つをとってみても、違いがありますね。
それぞれの動物が食べて生きていくために、一番適した機能を備えています。自分の体の一部と考えれば当然の事かもしれませんね。
でも実際、“歯”を体の一部として、本当に考えていますか?
心臓や脳みそと同じ臓器と思っているでしょうか。
いや、そこまでいかなくても、手や足の指と同等に感じているでしょうか?

案外歯を体とは別個に考えられている患者さんが沢山いらっしゃいます。患者さんに限らず一般的にも何となく歯と体を別に取り扱うような風潮がありますし、何となく別物として考えてしまうのかもしれません。
もし、自分の手の親指が半分くらいえぐれて、切断することになったらどうでしょう。もし、人差し指が膿んで、触るだけで出血し、そのまま取れてしまったらどうしますか。
たとえが強烈になってしまいましたが、むし歯や歯周病は、歯や歯の周りにそういうことが起こっています。
たとえば、6歳臼歯とも呼ばれている第一大臼歯は、咀嚼や咬合の要の歯です。そのため、一番大きく立派です。
この歯は指に例えるならば利き手の親指に相当するような歯です。
しかし、一番早くに生える永久歯という事もあり、多くの方がこの第一大臼歯をむし歯や歯周病で失っているのが現状です。

口の中は他の体の一部と比較して過酷な環境であり、むし歯や歯周病という病気があまりに日常に溢れているため、病気になること自体に慣れてしまっているのかもしれません。
でもきっと、歯は体が正常に機能するために必要だから存在しているはずです。乳歯は20本、永久歯は28本、親知らずを加えたら32本。それぞれの歯がそれぞれの役割を担っています。
そして、もう一つ大切なことは、歯は単体では機能することが出来ません。上下の歯が咬み合うことで初めて機能します。ですから、上下の歯がバランス良く咬み合っているということは、歯がちゃんと揃っていることと同等、いやもしかするとそれ以上に大切なことかもしれません。
そして、このかみ合わせには上顎(あご)と下顎(あご)、そして左右の顎(がく)関節(かんせつ)の成長がとても大きく関係しています。
例えば、上顎の大きさに対して下顎が小さければ出っ歯になったり、逆に下顎に対して上顎が小さければ受け口になります。
また歯が綺麗に並ぶだけの大きさに顎が成長しなければ、叢生(そうせい)というガタガタの歯並びになります。このような状態は、咬み合わせにも大きな影響を与えます。
歯も体の大切な一部分で
28本なら28本、それぞれに役割があって
「1本くらい無くなってもいいや」なんてことはなく、その歯を守るための手段がちゃんとあるので、今より少しでも、歯のことを大切に思っていただけるようになればいいなと思います。

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