フルーツってむし歯になるの?

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
食欲の秋!美味しいフルーツもたくさんありますよね♪
フルーツって甘いし糖分が入っているから虫歯になるんじゃない?そう思う方も多いのではないでしょうか?
今回はフルーツと虫歯についてお話しさせていただこうと思います。
フルーツには甘みを感じるグルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)などが含まれています。
確かに果糖は虫歯菌が好む糖質なので虫歯を引き起こす原因物質の1つです。
しかしフルーツはどちらかといえば虫歯になりにくいと言われています。なぜでしょう?
まずは、虫歯はどうやってなるのかを簡単にいうと・・・
甘いお菓子などを食べたときに、そこに多く含まれるスクロース(ショ糖)という糖をお口の中の虫歯菌が分解しようとします。そのときに酸が作られます!
その酸をちゃんと洗い流さないと汚れ(プラーク)となり虫歯になってしまうのです。
甘いお菓子などはスクロース(ショ糖)が多く含まれています。
なのでお口の中で大量に酸が発生してしまって虫歯になりやすいんですね。
しかも飴やグミ、チョコレートなどは歯にくっつきやすいものが多く
歯ブラシで磨いたつもりでも完全に汚れを洗い落とすことは難しくなります。
「じゃあお菓子と同じようにフルーツも甘いものが多いし、やっぱり虫歯になりやすいんじゃない?」って思いますよね?

しかし、特にフルーツに多く含まれる果糖は虫歯のリスクが低いと言われています。
それは酸が作られたとしても生のフルーツに多く含まれる水分で流されたり、果物に含まれる食物繊維によって洗浄効果があるからです。
食後に食べ物がお口のなかに長くとどまってないことも虫歯のリスクを下げることにつながっていたんですね!
ちなみに甘みが多く粘り気のあるバナナは歯にくっつきやすいので他のフルーツに比べたら虫歯になりやすいことになるので注意が必要です。
以上のことから、果糖が含まれるフルーツは虫歯のリスクが低いことはお分かりいただけたのではないかと思います。
今回は基本的にはフルーツは虫歯になりにくく、おやつにフルーツを摂取することはケーキやチョコレートなどを食べることに比べると圧倒的に虫歯のリスクを下げることができるということお話させていただきました。
おやつなどの取り方で1番大事なのは虫歯の原因である糖質の量よりも、糖質の取り方だということです。
お砂糖のたくさん使われたお菓子を短時間で食べ切るよりも、
少量でもお口の中に糖質が留まる時間が長ければやはりリスクは高くなってしまいます。
つまり、虫歯になりにくいフルーツでも食べている時間が長ければリスクは高まります。
せっかくの楽しいおやつの時間♪だらだら食べをせずにおやつを食べたら歯磨きすることを忘れないで、美味しい楽しいおやつタイムをお過ごしください!

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