歯の白さは人によって違うのはなぜでしょう?①

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
特別なホワイトニングをしていないのに真っ白な歯の人もいれば、毎日時間をかけてブラッシングしているのになんとなく歯が黄ばんでいる人もいますよね。歯の白さはなぜ人によって違うのでしょうか。また、どうすれば歯を白くすることができるのかについてもお話していきたいと思います。
生まれつきの歯の色を決める3つの要素はなんでしょうか。
皮膚の色や目の色ほどは大きな違いはありませんが、歯の色も人によって異なります。では、生まれつきの歯の色はどのように決まるのでしょうか。エナメル質の色と歯の構造、皮膚の色の3つの要素に分けて説明いたします。
①エナメル質の色
歯のもっとも外側は、エナメル質と呼ばれる白い半透明の材質で覆われています。白く透ける素材ですが、人によっては白さが強く、透明感があまり出ずにはっきりとした白色に見えることがあります。
反対に透明度が高いエナメル質の場合は、エナメル質の下にある黄色の象牙質がくっきりと見えるようになり、歯の全体が黄ばんでいる印象を与えます。透明度が高いというと、通常は明るくキレイな良い印象を持ってしまいますよね。ですが、歯のエナメル質に関しては、透明度が高いとちょっと黄ばんだ印象になってしまうのです。
②歯の構造
歯の構造も、歯の白さと大きな関係があります。白っぽい半透明のエナメル質が薄いと、下にある象牙質が透けて見え、歯全体が黄色っぽく見えてしまうのです。透明度が高いエナメル質でも厚さが充分にある場合は、象牙質が透けて見えにくくなりますので、歯は美しい透き通った白色に見えます。
生まれつきの歯の色とは関係がありませんが、歯が黒っぽく見えることもありますよね。これは、象牙質の下側にある歯髄(しずい)と呼ばれる神経が、虫歯や治療、外部からの強い衝撃などによって壊ししてしまい、黒くなってしまうことから起こる現象です。歯髄部分が黒くなると、象牙質やエナメル質を重ねても、その黒さが透けて見えてしまうのです。
③皮膚の色
生まれつきの歯の色は、エナメル質そのものの色、エナメル質の厚さによってほぼ決まりますが、皮膚の色によっても異なって見えることも忘れてはなりません。
歯だけを見ると言う機会は、歯医者さん以外はそう多くありませんよね。普通の人は、顔を構成する一部として「歯」を見ています。歯の周りの皮膚の色が暗いと、歯の白さが引き立ち、歯が白い印象を与えます。反対に歯の周りの皮膚の色が白っぽく明るい色なら、歯の白さは引き立ちませんので、ぼんやりとした黄ばんだ印象になるのです。

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