- 神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
今日はまたおすすめの歯についての絵本のご紹介です。夏休みの読書感想文の本に選んだりしてもおもしろいかもしれませんね。
加古里子さんが著者の作品です。
簡単に内容をご紹介しますね。ネタバレになるので、お気をつけください。
「ははは はっはっはっはっは」
「あはは あっはっはっはっは」
子どもも大人も楽しそうに笑っています。
ところが、一人の男の子だけは泣いていました。虫歯で歯が痛むからです。
虫歯になると大人でも泣き出してしまうほど。それほど痛くなるのであれば、いっそのこと歯なんて無くなればいいのに・・・と思ってしまうこともあるかもしれません。
ところが、歯がなければ美味しいものが食べられません。食べ物が口の中に入ると、前歯が食べ物を細かく刻みます。そして、奥歯がその食べ物をすり潰します。私たちは、こうして美味しい御馳走を食べているのです。
では、刻まれてすり潰された食べ物はどうなるのでしょう。それは、お腹に入って栄養に変わります。もしも歯が無ければ、栄養を体に取り入れることはできません。栄養がなければ、体が痩せ細って弱ってしまいます。
虫歯になる原因はいくつかあって、その一つが口の中に残った食べかすです。この食べかすを餌にして、歯の周りでバイ菌が増えます。そして、バイ菌は歯を溶かす酸を発生させ、歯に穴を開けます。この穴こそが虫歯です。そういう訳で、歯を磨くことが大事なのです。
ところが、歯を磨いても虫歯になることがあります。それは、お菓子やジュースに含まれている甘い砂糖が原因。この砂糖は、口の中で酸に変わって、歯に穴を開けます。
歯を磨いて、甘い物を控えることは大切ですが、丈夫な歯を保つためにはそれだけでは足りません。丈夫な歯を保つのに必要なこととは、他にどんなことがあるのでしょう。そして、歯の健康が脅かされるとどんな支障が起きるのでしょう。
この絵本は、虫歯にならない方法を描くだけでなく、健康な歯がどうして大事なのかも描きます。子どもはもちろん、大人であっても、歯の大切さを改めて実感するはずです。
実はこの絵本は私が小さい時から実家にあったもので、絵本の内容や絵などがなんだか記憶にずーっと残っているものだったんです。なので、歯を大事にしないといけないという意識づけを子供にさせるのにぴったりなのではないかなぁと思います。よければ1度読んでみてくださいね!