神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
適度に運動をすれば食事も美味しくいただけます。しかし、歯の調子が悪ければそうもいきません。
今回は、歯の強さや弱さが遺伝するのかについてお話してみたいと思います。
まず、親子の歯質は同じなのでしょうか。
「私の両親は昔から虫歯や歯周病で苦労しています。親に似て私の歯も弱いの?」というのは、よくある質問の1つです。この質問の答えは「そうかもしれませんね。」です。
「なんともあいまいだんだんな・・」と思われることでしょう。しかし、「歯や歯肉の強い弱いが遺伝するかどうか?」の答えはYESでありNOでもあるのです。これはいったいどういうことなのでしょうか?
まずは、なぜYESなのでしょうか?
例えば歯周病の直接的原因は細菌だといわれています。これらの細菌が住みやすいお口の中の環境が遺伝したり、親から子へと細菌感染が起こったりすることは十分考えられます。虫歯については、子は親と同じような食生活や生活環境になりやすいです。結果、親に似て虫歯になりやすいという状態につながると考えられています。
次に、なぜNOなのでしょうか?
細菌や生活環境だけが虫歯や歯周病を発生させるわけではありません。タバコ、ストレス、薬の長期使用、老化、歯並び、かみ合わせも原因となります。また、[糖尿病] [白血病] は特に歯周病が発生しやすい病気だといわれています。これらは遺伝とは直接関係なく、身の回りの要因が症状を増長させるとの考えです。
なので、弱い人には可能性がある、というぐらいのことしかお話できないのです。
正直、このような質問をされる裏には「歯を一生懸命磨いていても虫歯や歯周病になる人もいれば、磨かなくても大丈夫な人もいる。」「不公平だ!矛盾してる!」と叫びたい気持ちが隠れているのではなでしょうか?
しかし、自分が虫歯や歯周病になりやすいからと投げ出さず前向きに取り組んでくださいね。
あなたの歯の健康は日々の積み重ねの努力や歯科と協力でのり越えられることは多いのです。
歯が弱い人ほど大切にしていただきたいのです。それは少しでも長い歯の健康へと繋がります!何か気いなられることがあれば、すぐロコクリにご相談くださいね!