神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
今回も引き続き過剰歯について、その原因や種類、過剰歯が引き起こす影響、治療法などについてお話していきましょう。
過剰歯は、どういう場合に見つかるのでしょうか?ご自身で気が付くというよりも、永久歯がなかなか生えてこなかったり、まっすぐに生えなかったりといった異常があるときに、歯科医院でレントゲンを撮ることで初めて見つかることが多いです。また、横向きや斜め向きの過剰歯が実際に生えてきて見つかる場合もあります。その他にも、特に異常を感じていなかったけれど、歯医者さんで歯の数を数えてもらったら1本多かったということで発見されることもあります。
特に異常なく過剰歯が歯列に収まるときは良いのですが、ほとんどのケースにおいて永久歯の歯並びに悪影響を及ぼします。悪影響を及ぼすと判断された場合には、過剰歯の位置や年齢などによって抜歯の時期を検討していきます。
また、現時点では過剰歯が他の永久歯や全体の歯列に影響を与えていない場合でも、今後、過剰歯や正常な永久歯が成長することで、好ましくない影響を及ぼすことがあるかもしれません。このような場合には、過剰歯が今後悪影響を及ぼすと考えられるか、そして、のう胞などを作っていないかを基準に抜歯するかどうかを決めていきます。
特に上あごの過剰歯が逆性(反対向き)の場合には、そのまま放置しておくと、鼻の方に移動して副鼻腔がある位置に生えてしまうことにもなります。気付いた時点で早めに抜歯をすることで、大がかりな手術になってしまうことを防げるでしょう。
過剰歯の約半数は上の前歯の位置にありますが、この場合には上の前歯の生え方に何らかの形で異常が出てくることがほとんどです。「乳歯が抜けたのになかなか永久歯が生えてこない」「前歯の隙間がなかなか閉じてこない」という場合には、一度歯科医院でレントゲンを撮って過剰歯がないか検査してもらうことをおすすめします。また、他の位置であっても、もしも過剰歯があると分かったならば、定期的に異常が起こっていないことを確認してもらうようにしましょう。
過剰歯について、何か気になられた方はお気軽にロコクリにお問合せくださいね!